夢のコラボレーションが生まれた背景
2023年、音楽とスポーツの融合がついに実現しました。全世界から注目を集めるピアニスト角野隼斗と、フィギュアスケーターとしての技術が高く評価される鍵山優真選手が手を組み、2025-2026シーズンのエキジビションプログラム用の楽曲を制作しました。このコラボは、鍵山選手自らの熱い意向によって実現したものです。
コラボのきっかけ
鍵山選手が角野氏に楽曲制作を依頼したのは、フィギュアスケートの練習を通じて、彼自身の滑りに合った音楽が必要だと感じたからです。角野氏は快く依頼を受け、鍵山選手の練習を観察するためにスケートリンクに足を運びました。その体験から受けたインスピレーションを基に、国際大会でのエキシビション用となる楽曲が生まれました。
楽曲の魅力と振付
このエキジビションプログラムの振付は、世界選手権優勝経験を持つカロリーナ・コストナーが手掛けることに決まりました。彼女の経験と鍵山選手のスケート技術が融合し、観客を魅了する珠玉のプログラムになることでしょう。
来年2月に行われるミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピックに向けて、鍵山選手はこの楽曲を用いた演技でメダルを狙います。
新たな挑戦「I Wish」
さらに注目すべきは、鍵山選手が今シーズンのショートプログラムに選曲した「I Wish」です。この楽曲は、角野隼斗とポーランド出身のギタリストマーシンとのコラボレーション作品です。マーシンはフジ・ロック・フェスティバル2025にも出演予定であり、今夏の来日も期待されています。
角野隼斗と鍵山優真のコメント
角野隼斗の考え
初回の打ち合わせでカロリーナから、「鍵山選手はその3つの“速さ”を兼ね備えている」と聞いたとき、非常に印象的でした。持続的な高速スピード、鋭い加速力、そして足元の素早い動きは、彼の魅力そのものであり、初めて練習を見た時にその言葉が心に響きました。このコラボを通じて、鍵山選手がどのような表現を見せてくれるのか、非常に楽しみにしています。
鍵山優真の期待
今回、角野隼斗さんと共に制作したエキジビションナンバーは、まさに私にとって新たな挑戦です。オリジナル楽曲を作ってもらうのは初めての経験で、非常にワクワクしています。唯一無二のプログラムを創り上げながら、自分の表現したい世界観をしっかり届けられるように努めていきます。
プロフィール紹介
角野隼斗
2018年にピティナ特級グランプリを受賞し、その後も数々の国際コンクールで輝かしい成績を収めました。2024年には日本武道館でビッグなコンサートを成功させ、ニューヨークでも活動を展開中。彼の演奏スタイルはクラシック音楽の枠を超え、YouTubeでの活動でも大きな支持を集めています。
鍵山優真
神奈川県横浜市出身のフィギュアスケーター。2020年にユース冬季五輪で金メダルを獲得し、続いて2022年の北京オリンピックでメダル2つを獲得するなど、華々しい実績を持っています。彼のスピードと表現力は、世界中のファンから高く評価されています。
マーシン
ポーランド出身の若きギタリストで、類いまれな才能を持つマーシンは、多数の音楽メディアで取材され、YouTubeなどで広範に認知されています。彼の技術や表現力は、フィギュアスケートと音楽の融合をより一層盛り上げる要素となりそうです。
まとめ
三个の才能が一堂に会するこのプロジェクトは、2025年の冬季オリンピックに向け、期待が高まるばかりです。音楽とフィギュアスケートの新たな境地を共に切り拓く、角野隼斗、鍵山優真、そしてマーシンの活躍に目が離せません。