JR九州商事とエニキャリが博多駅で新たな手荷物配送サービスを開始

手ぶらで楽しむ新たな九州観光の形

2024年7月19日、JR九州商事とエニキャリが手を組み、博多駅から福岡市内のホテルへ手荷物を当日配送する新サービスをスタートしました。オーバーツーリズム対策として進められるこの施策は、観光客が「手ぶら観光」を通じて快適に観光を楽しめることを目指しています。これにより、スーツケースやボストンバッグなどの大きな手荷物を持っての移動から解放され、よりスムーズに観光地を訪れることが可能になります。

新サービスの詳細

この手荷物配送サービスは、JR博多駅内の手荷物一時預かりカウンターで受付が行われます。利用者はスマートフォン専用サイトを通じて多言語で手続きを行うことができ、英語や中国語、ハングル語にも対応しています。手荷物の受付時間は午前10時30分から午後2時までで、料金は1個あたり1,500円（税込）となっています。スーツケースを預けた後、指定したホテルで手荷物を受け取るというフローで、手間が少なく観光に集中できる環境を提供します。

背景と目的

JR九州とJR九州商事は、急増する観光客の利便性を向上させるための取り組みを続けてきました。これまでも手荷物一時預かりやキャリーサービスが提供されていましたが、今回の新サービスは、ホテルへの当日配送が可能になったことでさらに利便性が向上しました。このサービスは、転倒事故や手荷物による接触のリスクを減らし、観光の快適さを向上させることを目的としています。

今後の展開

JR九州商事とエニキャリは、今回のサービスの展開を皮切りに、九州全体の観光をさらに魅力的にするための新たな取り組みを計画しています。貨客混載の新幹線活用や地元名産品との共同配送など、様々な形で観光客に恩恵をもたらす事業を進めていく予定です。また、荷物の配送という新たな視点から九州の魅力を再発見し、観光地に訪れる人々が存分に楽しめる環境作りを推進していくでしょう。