シューズがバスケットボールコートに!
トヨタアルバルク東京株式会社が新たなプロジェクト『OUR SHOES, OUR COURT supported by adidas』を発表しました。このプロジェクトは、不要になったシューズを回収し、その素材を使って新たなバスケットボールコートを作り上げる取り組みです。2025年秋に開業予定の『TOYOTA ARENA TOKYO』に併設される「adidas SPORTS PARK」にて、リサイクルの一環として実施されます。
プロジェクトの概要
このプロジェクトでは、アルバルク東京のホームゲームを通じて、選手やファンから不要なシューズを集めます。これらのシューズは、TOPPANの技術を利用して「adidas SPORTS PARK」で使用されるコートの素材として再利用されます。回収には以下のスケジュールが予定されています。
- - シューズ回収: 2025年3月〜4月
- - 施工開始: 2025年7月〜
- - 完成予定: 2025年9月
回収方法は、試合の日に会場内のボックスに投函する形で行われ、選手やスタッフからも回収が行われます。対象となるのはバスケットシューズやスニーカーで、使用しなくなったものが必要です。ただし、必ずしもすべてのシューズが対象となるわけではなく、汚れの多いものや特定の型の靴は回収できません。
環境への配慮
近年、スポーツ施設では環境に配慮した運営が求められています。『TOYOTA ARENA TOKYO』では、廃棄物の全量リサイクルやLEED認証の取得を目指す中で、本プロジェクトもその一環です。環境問題への意識が高まる中で、地域社会とのつながりを重視し、持続可能な未来を目指しています。
技術の紹介:TOPPANの「RE:MixCourt」
バスケットボールコートの制作には、TOPPANのグループ会社が開発した「RE:MixCourt」が使用される予定です。この技術は、回収されたシューズを粉砕し、廃タイヤと混ぜ合わせることで新たなコート素材として生まれ変わります。これにより、サステナビリティを実現しつつ、地域のスポーツ振興にも寄与します。
adidas SPORTS PARKの概要
「adidas SPORTS PARK」は、新アリーナの屋外に設置された公共のバスケットコートで、利用者が自由にアクセスできるよう計画されています。利用者は東京湾の美しい景色を眺めながらバスケを楽しむことができるのです。
終わりに
トヨタアルバルク東京の代表取締役社長、林邦彦氏は「サステナビリティは我々の重点テーマであり、このプロジェクトは資源循環社会の実現への第一歩です」とコメントしています。選手たちもこのプロジェクトに対して前向きで、「シューズがコートになるのはワクワクする」と取組みを楽しみにしています。全ては地域の皆さんとともに作り上げる未来のコートのために。皆さまからのご協力を心よりお待ちしています。
この取り組みは、シューズの再利用だけでなく、地域とのつながりも深める重要なプロジェクトです。皆さんもぜひ、参加してこの素晴らしいプロジェクトを一緒に支えていきましょう!