北九州市立大学の地域創生学群チャレンジプログラムが文部科学大臣賞を受賞

北九州市立大学のチャレンジプログラムが栄誉の賞を受賞

北九州市立大学地域創生学群が実施する「チャレンジプログラム」が、先日発表された「学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード2023」において、栄えある文部科学大臣賞を受賞しました。このアワードは、学生が自身の選択で評価するものであり、社会的・職業的な自立を支援する取り組みを表彰します。

文部科学大臣賞とは

「学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード」は、学生の意向を反映した形で、インターンシップやキャリア形成支援に役立つプログラムが評価されます。学生が積極的に考え、選んだプログラムに対して表彰を行うことは、真の意味での学生主導の取り組みと位置づけられています。

受賞プログラムの概要

受賞した「北九州市立大学地域創生学群チャレンジプログラム」は、2015年から地域創生学群との連携により提供されてきたプログラムです。このプログラムは、学生が実践的な活動に挑戦し、自己成長を促すことを目的としています。特に、3年生を対象にしたこのプログラムは、二つの主要な部分で構成されています。

1. 起業トライアルプログラム

このプログラムでは、学生が自ら企画した事業を実際に運営することが求められます。期間は3年次の5月から1月までの9ヶ月間で、自らのリスクを持って挑むことが重要です。実際には、カフェや飲食店の販売や地域メディアの運営など、さまざまな形での実践的な経験が積めます。

2. リアル就職プログラム

このプログラムでは、受入先企業において週3～4日のフルタイムインターンシップを行います。特に、被災地の支援活動や企業の広報担当としての実績を通じて、リアルなビジネス環境での経験を積むことができます。

教育効果や実績

このプログラムは、事前・事後の研修を通じて、学生の理解と成長を助ける設計がされています。具体的には、リーダーシップやマインドセットを育成するトレーニングが充実しており、学生たちの社会に対する理解を深めていくことが目指されています。

これまでに79名の学生がこのプログラムに参加し、多くの成功事例を生み出しました。彼らは地域の課題解決に向けた意欲的な活動を行い、企業とのコラボレーションにおいても信頼を得ています。