高齢者の骨折リスク軽減
2024-09-26 17:39:34

高齢者の骨折リスクを軽減する画期的な床材「ころやわ®」が初の壁面施工を実施

高齢者の骨折リスクを軽減する新技術



2024年9月13日、大阪府立砂川厚生福祉センターで全国初となる高齢者の骨折リスクを減少させる床材「ころやわ®」の壁面施工が実施されました。今回の取り組みは、より安全な居住環境の確保を目指すものであり、株式会社マジックシールズが開発したこの素材が期待されています。

「ころやわ®」の特長


「ころやわ®」は、衝撃を吸収する特性を持ちつつ、日常の生活空間でも安心して利用できる硬さを兼ね備えています。この床材は、特に転倒時にその性能を発揮し、利用者が安全に過ごせる環境を整えます。一般的なフローリングと同じように歩行安定性を保ちながら、転倒時に衝撃を吸収することで、骨折のリスクを大きく減少させることができます。

施行の背景と目的


大阪府立砂川厚生福祉センターでは、強度行動障害を持つ方々が自傷行為として壁や床に身体をぶつけるケースが多く、これを軽減するための対策が強く求められていました。従来はヘッドギアなど機器装着の方法が試みられていましたが、これが一部の利用者にとって負担となることが分かり、より適切なアプローチが必要でした。そこで、居室内自体の衝撃吸収性能を向上させるという視点から「ころやわ®」の導入が実現したのです。

施工の詳細


施工はまず、床面にその特性を活かした素材を敷設した後、壁面にも同様の仕様が施されました。これにより、自傷行為によるケガのリスクを抑えつつ、居室内での転倒による事故も未然に防げることが期待されています。また、施行後は利用者と支援する職員双方に安心感が増し、より良いサポート環境が整ったとされています。

所長のコメント


所長の箱嶋雄一様は、「自傷のリスクが低くなることで、利用者の身体的ストレスが軽減し、支援にあたる職員の負担も減少することが期待されます。この施設の環境整備は、障害特性による自傷行為を軽減するための大きな一歩です」とコメントしています。

今後の展望


マジックシールズでは、今後も引き続き利用者の安全性向上を図りながら、さまざまな施設への「ころやわ®」の導入を推進していく予定です。壁面施工の実施により、医療機関や教育施設におけるケガや外傷のリスクを減少させる新たな取り組みが期待されています。

まとめ


今回の「ころやわ®」の壁面施工は、新たな一歩として高齢者や障害を持つ方々にとっての安全な生活環境の実現に寄与するものであり、今後も更なる研究と改良が進められていくことでしょう。安全で快適な社会の実現に向けたこの画期的な取り組みが、多くの人々に良い影響を与えることを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社Magic Shields
住所
静岡県浜松市中央区鍛冶町100-1ザザシティ浜松中央館 B1F・FUSE
電話番号
050-1742-4400

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