静岡市立東豊田中学校と大和製罐の連携
2024年3月、静岡市立東豊田中学校は、大和製罐株式会社の協力のもと、特別な卒業記念缶を制作するプロジェクトを実施しました。この取り組みは地元の学校と企業の連携を深めるもので、学生たちの思い出を缶に込めるというユニークな企画です。
プロジェクトの背景
この卒業記念缶プロジェクトは、2022年度から始まり、今年で3回目の実施となります。大和製罐の清水工場を拠点に、スチール製の広口リシール缶を用いて、卒業予定の生徒たちに特別な記念品を提供しようとしています。
その目的はただの物作りではなく、スチール缶の特性や環境保護の重要性を学ぶことでもあります。密封性や耐久性を実感し、さらに資源の大切さを身近に考えてもらう機会を与えるために設計されています。
卒業記念缶の制作過程
昨年から新たに取り入れられたのが、クラスごとの記念映像の撮影です。生徒たちはQRコード付きのメッセージカードを缶の中に封入し、仲間との大切な思い出を持ち帰りました。
封入作業では、学校に用意した小型の巻締機を使って、生徒たち一人一人が手を動かし、楽しみながら缶を完成させました。その瞬間には歓声が上がり、生徒たちは機械に興味津々で、卒業記念缶への愛着を一層深めました。
卒業生の感想
缶作りに参加した生徒たちは、制作を通じて「成人式の際に皆で映像を見返したい」「大切に保管して、いつか開けたい」といった感想を述べ、彼らの思い出作りにしっかりと関わったことに喜びを感じています。
地域への関与と今後の展望
静岡市立東豊田中学校と大和製罐は、今後も地域とのつながりを深め、スチール缶の魅力を発信していく予定です。生徒たちが楽しく学びながら、身近に感じられるようなイベントを通じて、スチール製品の重要性や楽しさを広めていくことが目指されています。
会社概要
大和製罐株式会社は、東京都に本社を置く総合容器メーカーであり、食品や飲料向けの金属容器やプラスチック容器を製造・販売しています。持続可能な社会を目指して、様々な取り組みを行いながら、地域貢献にも力を入れています。
- - 社名:大和製罐株式会社
- - 代表者:山口裕久
- - 事業内容:金属容器の製造販売、プラスチック容器の提供
- - URL:大和製罐株式会社公式サイト
このプロジェクトを通じて、生徒たちの心に特別な思い出が刻まれ、地域の絆がより強くなることが期待されています。このような産学連携の取り組みは、今後も続いていくことでしょう。