猛暑日に在宅勤務を選ぶZ世代の意外な心理とは
株式会社ユーキャンパスは、猛暑日に社員が在宅での勤務を選択できる「猛暑日在宅勤務制度」を導入しています。この制度は2018年にスタートし、気象庁から発表される熱中症警戒アラートが発令された日が対象となるよう改定されました。昨年は、37日間もこのアラートが発令され、在宅勤務の機会は加速しています。
この制度が始まって以来、猛暑日には多くの社員が在宅勤務を選ぶことが一般的な流れでした。しかし2023年に入ると、特に20代半ばの若手社員において、熱中症警戒アラートが出ている日でもわざわざ出社を選ぶケースが増えてきました。これには驚きの声が上がる一方で、この選択にはいくつかの心理的理由があるのです。
まず、Z世代の特徴として、社内で先輩社員に気軽に質問や相談ができる環境を重視する傾向があります。在宅勤務ではそこに難しさが伴うことが多く、直接のコミュニケーションを好む彼らにとっては、対面でのやり取りが重要なのです。さらに、リスク回避の意識が強いことも影響していると言われています。
近年では、情報セキュリティに関する環境が大きく変わりました。プライバシーマークの更新や個人情報保護法の改正によって、企業は顧客情報や重要な資料の管理を一層厳格に行わなければならず、社外で扱うことのできないデータが増えてきました。加えて、自宅や近所のカフェ、コワーキングスペースで作業する際には、情報漏えいリスクが高いため、Z世代は自らの情報を守るために出社を選ぶ傾向が強まっているのです。
当社では、出社か在宅かを強制するのではなく、各社員がその日の業務の内容や状況に応じて最適な働き方を選択できる仕組みが整っています。この「猛暑日在宅勤務制度」と関係する『0.25休』という制度も注目されています。これは当日申請でも2時間分の有給休暇を取得できるもので、中途入社した社員に特に好評です。プライベートの状況に応じたフレキシブルな労働環境は、今の時代において求められているものと言えるでしょう。
これからも当社は、社員全体の成長や働きやすさを追求し、生産性を向上させるための柔軟な労働環境を整える方針です。気候変動や多様化する働き方に対応し、常に進化し続ける企業でありたいと思います。
詳細な人事制度については、
こちらのリンクを参照してください。また、会社のホームページもご覧ください(
ユーキャンパス公式サイト)。