昭和女子大学、総合情報学部の設置を正式決定
昭和女子大学(東京都世田谷区)は10月28日、文部科学省からの認可を受け、2026年4月に新たな総合情報学部を開設することが決まりました。この新設により、同大学は計7学部17学科を持つこととなり、さらなる発展を遂げます。
デジタル社会に対応した教育
現代社会では、人工知能(AI)やデジタル技術がますます重要になってきています。どの業界でもデータの分析やデジタルのスキルが求められており、昭和女子大学もその流れに対応した教育を進めることになりました。
新設の総合情報学部では、理論的な思考力を養いながら、データとデジタル技術に関する知識と技術を活用し、問題解決能力を高め、創造性を引き出す教育を行います。特に、女性がこれらのスキルを活かし、社会でリーダーシップを発揮できるよう支援していく方針です。
文理融合型のカリキュラム
この学部は「文理融合型」という特徴を持ち、学部共通で「ビジネス」「健康」「心理」の3つの専門分野に分かれ、各分野ごとに必要なデータサイエンスやデジタル技術を学ぶことができます。デジタル技術と各専門領域の知識が組み合わさることで、より実践的なスキルが習得できるのです。
また、学部内では、社会で必要とされる「ソフトスキル」の育成にも力を入れています。ここでは、協働力や調整力といった実際のビジネスシーンで求められる能力を強化し、学生たちが社会に出た際にスムーズに適応できるようになります。
学科の概要
総合情報学部には、以下の2つの学科が設けられます。
データサイエンス学科
- - 開設時期: 2026年4月1日
- - 特徴: AIと統計学を駆使し、ビッグデータを分析し、実際の意思決定に役立てる人材を養成。
- - 入学定員: 60名(将来的には240名に増員可能)
- - 授与する学位: 学士(データサイエンス)
デジタルイノベーション学科
- - 開設時期: 2026年4月1日
- - 特徴: ICTとコンピュータサイエンスのスキルを駆使して新たなサービスの提供やビジネス改革を推進する人材を育成。
- - 入学定員: 50名(将来的には200名に増員可能)
- - 授与する学位: 学士(デジタルイノベーション)
入学試験と今後のプラン
新設学部の入学試験に関する情報や入試相談会の詳細については、昭和女子大学の公式ホームページにて確認可能です。情報をチェックし、次世代のデジタル人材を目指すチャンスを逃さないようにしましょう。
本件に関する取材は昭和女子大学企画広報部までご連絡ください。