自治体向けセキュリティ強化の新たな取り組みが始まる!
近年、テレワークやオンラインコミュニケーションが急速に普及する中で、現代の自治体におけるセキュリティ対策は重要な課題となっています。特に、業務系ネットワークとインターネット接続系ネットワークを明確に分離した従来型の防御策では、効率の低下やセキュリティリスクが顕在化するケースが増えてきました。こうした中、Sky株式会社とFFRIセキュリティが新たに連携し、次世代エンドポイントセキュリティ製品を提供することを発表しました。
この新製品『EDR プラスパック』及びそのクラウド版は、自治体が抱える情報セキュリティの課題を解決すべく開発されました。主に、PCや他エンドポイントへの脅威を監視し、不審な行動を検知・隔離することが期待されています。特に、マルウェアが従来の防御をすり抜けた場合でも迅速な対応を力強くサポートします。また、テレワークをする職員のPCを常に監視し、情報流出のリスクを低減します。
EDR製品の導入は、多くの組織で必要性が感じられる一方で、コストや運用の非効率さがネックとなり、進展が鈍い現状があります。多くの商品がマネージドサービスを組み込んでいるため高額になりがちであり、オンプレミスでの管理サーバー設置が難しいこと、さらには運用が海外のクラウドサービスに依存する点も課題となっていました。これらを受け、今回発表された『EDR プラスパック』は日本国内で開発された製品であることから、導入障壁を大幅に低減。一部の機能はネットワークの変更を最小限に抑えたまま実施可能です。
新機能としては、未知の脅威をリアルタイムで検知する能力や、攻撃の各フェーズでのマルウェア検出、情報の隔離機能が搭載されています。具体的には、検知情報をもとにPCをネットワークから自動的に切り離すことができ、管理サーバーに検知したファイルを収集してローカルファイルを隔離する機能も備えています。また、検知されたファイルの侵入経路を調査し、他の端末への感染の有無を確認することが可能です。
価格については、EDR プラスパックが年間利用料12,600円、EDR プラスパック Cloudが14,630円という設定です。特に、地方公共団体や学校法人向けにはライセンスも用意されるため、多様なニーズに応えることができます。更に、リリースに合わせて実施されるキャンペーンでは、SKYSEA Client Viewの利用者に、これらのパックを新規購入した際の年間利用料を20%オフで提供します。
セキュリティ体制の強化は、今後の自治体にとっても重要なステップです。エンドポイントの安全性を高め、業務の効率を向上させる取り組みは、この新たな製品の登場で一段と加速することが期待されます。
最後に、今回の連携機能の強化に留まらず、新しいエンドポイントセキュリティを進化させるための開発にも力を注いでいます。お客様の声を反映し、より良いソフトウェアを提供し続ける姿勢で、引き続き努力してまいります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社FFRIセキュリティ
- 住所
- 東京都千代田区丸の内3-3-1新東京ビル2F
- 電話番号
-