ANDPADが革新をもたらす新機能「配筋マーカー」
株式会社アンドパッドが運営するクラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」が、配筋検査を大幅に効率化する新機能「配筋マーカー」をリリースしました。本機能の導入により、従来の物理的なマグネットやマーカーを使用することなく、電子的にマーカーを設置できるようになり、工事現場での業務の負担が大きく軽減されることが期待されています。
背景と効率化の必要性
従来の配筋検査では、施工管理者が鉄筋の正確な配置を確認するために、現場で多くの時間をかけてマグネットやマーカーを設置していました。この作業には手間がかかる上、落下したマグネットの回収や異物混入のリスクも伴っていたため、業務効率が常に課題として挙げられていました。
そこで新機能「配筋マーカー」が登場し、今後はマーカーの設置と確認がANDPAD上で一元管理できるようになります。これにより、現場職員が煩雑な作業にかける時間が大幅に削減されることでしょう。
「配筋マーカー」の特徴
新機能「配筋マーカー」では、ユーザーが撮影した鉄筋の写真に対し電子的にマーカーを付与することができます。さらに、この機能を用いることで、以下のようなメリットが得られます:
- - 電子マーカーの簡単な追加:撮影後すぐにマーカーを付与でき、現場での設置や回収の手間を省けます。
- - 多様なマーカーオプション:色やサイズ、形状、透過度など、さまざまな種類のマーカーを選ぶことができます。
- - SVGファイル形式の採用:マーカーはSVG形式で保存されるため、工事写真とは別のレイヤーに位置づけられます。これにより、付与後もマーカーの表示・非表示を簡単に切り替えることが可能です。
SVGファイル形式の重要性
SVG形式は、複数のレイヤーに記録できる特性があります。このため、原本の写真の信憑性を保ちつつ、配筋マーカーや電子小黒板の情報を別管理できるようになります。これにより、国土交通省が制定した「デジタル写真管理情報基準」にも適合し、施工管理の国際標準である「工事写真3.0」にも対応しているため、より信頼性の高い業務が行えるようになります。
本機能により、視覚的な情報だけでなく、工事の場所や使用材料、設計値や実測値といったデータをも記録することが可能となります。それがもたらす効率化は、建設現場での管理業務に革命を起こすことでしょう。
今後の展望
株式会社アンドパッドは、今後も建設業界の進化を見据えたサービスを提供し、業界特有の課題解決に貢献していく方針です。現場業務の省力化を進めることで、全体の工程効率アップを図るという姿勢は、今後も変わることはないでしょう。
利用方法
「配筋マーカー」機能を利用するには、ANDPADの契約が必要です。興味をお持ちの方は、アンドパッドの担当者までお問い合わせください。
公式サイト:
ANDPAD