東京でソーシャルファームの普及を促進するイベントを開催

新たな出発を告げるソーシャルファームキックオフイベント

東京都が、地域の支援と社会的企業活動の更なる促進を目指して、ソーシャルファームの普及啓発キックオフイベントを開催します。このイベントは、都民の就労支援に向けた条例に基づき、社会的気運を高め、企業活動の背中を押すための新しい取り組みとして進められています。

ソーシャルファームの意義と活動内容

ソーシャルファームとは、自律的な経済活動の中で、障害者やひとり親、ひきこもりを経験した方々など、就労に困難を抱える人々を20％以上雇用する社会的企業です。これにより、誰もが安心して働ける環境づくりを目指しています。東京都は、令和元年にこのような取り組みを支える条例を制定し、ソーシャルファームの創設と活動を後押ししてきました。

イベント概要

このキックオフイベントは、令和5年6月27日火曜日の午後3時から東京国際フォーラムホールDにて開催されます。具体的には次のプログラムが予定されています。

第一部（15:00～16:10）

1. ダイジェスト動画の放映
2. 主催者からの挨拶と新たな取り組みについての発表
3. 基調講演
- 炭谷茂氏（ソーシャルファームジャパン理事長、恩賜財団済生会理事長）
4. 企業による事例発表
- 株式会社オリィ研究所から吉藤オリィ氏
- 株式会社パルラインから人事給与課のジョブコーチ、林田匡代氏

休憩（16:10～16:20）

第二部（16:20～17:20）

1. ソーシャルファーム認証事業者等交流会

このイベントのMCには、テレビなどで活躍する平井理央氏が登場します。

参加方法と配信について

当日は一般の方も参加できる形式ではなく、YouTubeを通じて第一部の内容のみライブ配信されます。参加希望者は、動画を視聴しての参加となります。詳しい情報は、東京都のウェブサイト「東京ソーシャルファーム」で確認できます。

今後の展望

このイベントは、「未来の東京」戦略の一環として開催され、誰もが輝ける働き方を実現するための重要なプロジェクトです。東京都は、今後もソーシャルファームの普及を目指し、さまざまな支援を行っていく予定です。障害者やひとり親、社会的に脆弱な立場にある方々が、社会で活躍できる未来を目指して、ぜひこの取り組みを応援してください。