ジェイアイ傷害火災保険とIB、保険金請求漏れ解消に向け連携強化
ジェイアイ傷害火災保険株式会社と、FinTechスタートアップ企業である株式会社IBは、保険金請求漏れをなくす取り組みを共同で推進していくことを発表しました。この連携の中心となるのが、IBが提供する保険管理アプリ「保険簿」です。ジェイアイ傷害火災保険は、「保険簿」への参画を通して、顧客体験の向上と、保険金請求漏れという社会問題の解決を目指しています。
AIを活用した迅速な保険金支払い
ジェイアイ傷害火災保険は、これまで顧客への保険価値提供を重視し、様々なサービス開発に取り組んできました。その一環として、2024年9月にはAIを活用した「スーツケース破損保険金自動支払いサービス」をリリース。スーツケースの損傷画像からAIが破損状況を自動で検知し、最短で即日保険金を支払う仕組みを実現しました。このサービスは、同社の海外旅行保険において、保険金支払い業務の3割以上を占めていたスーツケースに関する請求を効率化することに大きく貢献しています。
「保険簿」アプリによる顧客体験の向上
「保険簿」アプリは、スマートフォンで保険証券をアップロードするだけで、保険情報を一括管理できる便利なツールです。特に注目すべきは、「請求の可能性を診断」機能と「家族共有」機能です。「請求の可能性を診断」機能は、保険金請求漏れを防ぐために、契約者にとって請求可能な保険を検知するサポートをします。「家族共有」機能は、事故発生時に契約者や家族がスムーズに補償内容を把握できるよう設計されており、安心感の向上に繋がります。
ジェイアイ傷害火災保険は、「保険簿」アプリの利用促進を通じて、顧客がより簡単に保険サービスを利用できる環境を整備し、顧客体験のさらなる向上を目指します。
IBのミッション:保険金請求漏れゼロへ
株式会社IBは、「保険の請求もれをなくす」ことをミッションに掲げ、FinTech分野で活躍するスタートアップ企業です。彼らが開発・提供する「保険簿」アプリは、保険金請求漏れという社会問題の解決に貢献する重要なツールとして注目されています。お金と人生に関わる重要な課題に対し、「請求できる保険に気づける仕組み」を構築することで、社会貢献を目指しています。
ジェイアイ傷害火災保険の中期経営計画
ジェイアイ傷害火災保険は、中期経営計画において2025年の目指す姿を「旅行保険、火災保険のバリュー・イノベーター」と定めています。デジタル技術を基軸に、商品・サービスの拡充、顧客に価値を実感していただけるソリューションの提供、そしてサステナブルな社会の実現に向けた取り組みを継続しています。今回のIBとの連携も、この中期経営計画に基づいた重要な戦略的取り組みの一つと言えるでしょう。
まとめ:顧客と社会への貢献
ジェイアイ傷害火災保険とIBの連携は、顧客体験の向上と社会課題の解決という二つの大きな目標を同時に達成しようとする、画期的な取り組みです。AI技術と革新的なアプリを組み合わせることで、保険業界におけるデジタル化を加速させ、より良い社会の実現に貢献していくことが期待されます。