親子で楽しむパソコン再生体験とは
2025年8月9日、関西電力グループの株式会社ポンデテックが主催する「かんでんキッズラボ 親子で挑戦!パソコン再生体験」が、大阪のグランフロントで開催されました。本イベントは、小学校3年生から6年生までの子どもたちとその保護者を対象に、実際に使用済みパソコンを分解し再生する体験型ワークショップです。参加者は、ものづくりの楽しさや環境問題について学ぶ貴重な機会を得ました。
満員御礼のイベント
初回ながら定員を上回る申し込みがあった本イベントは、全回満員で行われました。参加者は、パソコンドクターとしての役割を担い、壊れたパソコンの修理に挑戦します。「君たちは今日からパソコンドクターだ!」という合言葉で始まるこのワークショップは、子どもたちにとって新しい体験であり、親子の絆を深めるきっかけにもなりました。
二人三脚での作業
保護者は、子どもたちが分解作業に取り組む様子を見守りつつ、適宜アドバイスを行います。会場内では、親子のコミュニケーションが活発に行われ、「ここを押さえて」「もう少し回してみよう」といった声が飛び交います。緊張感と期待感が入り混じる中、親子が協力してミッションに挑戦します。どのテーブルでも、最終的に電源が入った瞬間、拍手と歓声が上がり、達成感で包まれます。
体験を通じての学び
このイベントでは、ただパソコンを修理するだけでなく、親子間での深い対話を促しています。例えば、「どうしてパソコンが動かなくなったと思う?」といった質問が飛び交い、普段の生活ではあまり発生しない“考える時間”が流れました。参加した保護者からは、「親子であまり一緒に体験することがないので、その場で考えを共有できて非常に良い機会です」との声も寄せられました。
参加者の声
参加した保護者や子どもたちからは、次のような感想が寄せられました。
- - 「クイズ形式で、子どもが興味を持つ工夫が素晴らしかった。」
- - 「自分が取り付けた部品が働く様子を見て、とても貴重な体験をしたと思います。」
- - 「パソコンは、部品が1つ足りないだけで起動しないことを知ることができました。」
このような体験を通じて、参加者は成長を感じ、自分自身の手で何かを成し遂げた喜びを実感しました。
未来への取り組み
ポンデテックは、障がい者の雇用創出と電子ごみ削減を目指すベンチャー企業です。特例子会社と連携し、不要になったパソコンやスマートフォンを再生し、新品同等のスペックを持つ機器として販売しています。これにより、社会課題を同時に解決する取り組みが進められています。
次世代を担う子どもたちにITへの興味を広げ、学びの場を提供することは、ポンデテックにとって大切な目標であり、今後もこのようなイベントを続けながら、より多くの親子にものづくりの楽しさと価値を伝えていくことでしょう。
公式サイトや運営ECショップのリンクもぜひ確認してみてください。