Archesが5,000万円の資金調達を実施
アジア各国で知識シェアリングを推進しているArches(アーチーズ)は、第三者割当増資を通じて5,000万円の資金調達を完了しました。この資金は事業の加速、拠点の開設、エキスパートと顧客を結ぶための仕組みの向上に使用される予定です。
資金調達の目的
Archesは今回の資金調達を通じて、以下の目標を掲げています。
1.
エキスパート発掘・拠点開設:各国での専門家人材を発掘し、地域ごとのニーズに応じた組織体制を構築。
2.
サービス展開の強化:世界各国に同時展開できる事業開発体制を強化し、顧客にスピーディーで質の高いサービスを提供。
3.
ITシステムの拡充:マッチングシステムを基に、オペレーション体制を見直し、ITの強化を図ります。
このように、Archesは事業の各側面を強化していく考えです。
投資家の顔ぶれ
今回の資金調達には、株式会社I-Glocalをはじめとするエンジェル投資家が名を連ねています。著名な投資家には、ベインキャピタルの末包昌司氏、ACA Investmentの小野寛幸氏などが含まれており、その評価からもArchesのビジョンと成長可能性が高く評価されています。
アジア市場のニーズ
アジア市場、特に急成長中の東南アジアや中国においては、業界情報が限定的であることが指摘されています。企業がこれらの地域に進出するには、適切な情報へのアクセスが必要です。Archesは、アジアをグローバルに結ぶ独自の知識プラットフォームを構築し、顧客のニーズに合わせた専門家マッチングを実現する予定です。この強化により、企業はビジネスリスクを軽減し、チャンスを広げることができるとしています。
加藤代表のコメント
名誉社長である加藤洋気氏は、「創業から9ヶ月で17のアジア地域と5か国でのマッチングを実現しており、数十社との取引を開始しました。知識のシェアリングは今求められている時代の流れであり、私たちのビジョンを具現化するために、信頼を寄せてくれた投資家の支援が必要です」と語っています。彼は、資産のシェアリングが普及したように、知識という無形の資産も国を越えてシェアできる仕組みを提供することの重要性を強調します。
Archesのビジネスモデル
Archesは、エキスパートインタビューを基盤に、各地域や業界の有識者から的確な情報を集め、リサーチやコンサルティングサービスを提供しています。2019年からホーチミンに開発拠点を置き、オペレーションコストを抑えつつ各国へのリーチを拡大しています。
提供するサービスは多岐にわたり、エキスパートインタビュー、オンラインアンケート、短期派遣、プロジェクトサポートなどがあります。これにより、幅広いニーズに応えられる体制を整えています。
企業情報
今後もArchesの活動に注目が集まります。これからのアジア市場における知識シェアの進展に期待しましょう。