BIM/CIMの新機能
2025-03-27 09:17:24

BIM/CIM技術の進化!配筋モデル自動生成の新機能とは

BIM/CIM技術の新たな一歩



Terra Drone株式会社が、BIM/CIM配筋モデル自動生成ツールに画期的な機能を追加する開発を始めました。この新機能は、2次元図面を自動生成・修正するもので、設計業務の効率化を図ることを目的としています。本記事では、この新機能の詳細と期待される効果をご紹介します。

BIM/CIMモデルの現状と課題



土木事業ではBIM(Building Information Modeling)やCIM(Construction Information Modeling)が急速に普及しています。しかし、現在の流れでは、発注者に納品する2次元図面を作成した後、BIM/CIMモデルを設計し、それらを照合する必要があり、時間がかかる上、エラーや手戻りが多発しています。このプロセスに多大な手間がかかり、生産性が低下する一因となっています。

新機能の詳細



Terra Droneは、BIM/CIM配筋モデル自動生成ツールに次の新機能を追加しました:

1. 配筋モデルと2次元図面の同時生成
これまでのツールでは、BIM/CIM配筋モデルは自動生成されるものの、2次元図面は手作業で作成する必要がありました。この新機能により、両者が同時に作成されるため、作業の手間を省き、設計品質を向上させることが可能となります。

2. 相互連動機能
現在のプロセスでは、配筋モデルと図面が別々に作成されているため、計画変更や修正が生じると、両方を個別に修正しなければなりません。この連動機能により、片方を修正するともう片方にも自動的に反映されるため、ミスや手戻りを防ぐことができます。

3. 鉄筋数量表と加工図の自動生成
自動生成されたBIM/CIMモデルから、鉄筋数量表や加工図が自動的に作成され、2次元図面作成の手間を大幅に削減します。

今後の展望



新機能は、単にボックスカルバートだけでなく、2連ボックスやU型擁壁など他の構造物にも適用が見込まれています。これにより、設計や施工にとどまらず、積算や維持管理などの幅広いプロセスに対応することを目指しています。国土交通省が推進する3次元設計の標準化の流れにおいて、この新しいツールは重要な役割を果たすでしょう。

顧客満足度の向上



新機能の導入により、顧客満足度の更なる向上が期待され、建設業界全体の生産性・品質の向上に寄与することになります。また、インフラ分野におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させ、国全体の競争力を高める要因となるでしょう。

まとめ



Terra Drone株式会社が開発中のBIM/CIM配筋モデル自動生成ツールにおける新機能は、設計から施工までのプロセスを効率化し、ミスを防止する重要な取り組みです。今後の展開が非常に楽しみであり、建設業界のデジタル化に貢献することが期待されます。テラドローンは、ドローン技術を駆使し、新たなソリューションを提供することで、異なる次元の融合を目指しています。


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会社情報

会社名
Terra Drone株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷2丁目12-19 東建インターナショナルビル
電話番号
03-6419-7193

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