アスコットジャパンのサステナビリティ強化月間の取り組み
アスコットジャパンが、2024年11月を「アスコットケアーズ強化月間」と定め、その一環として多岐にわたるサステナブルな活動を展開します。グローバルなホスピタリティグループであるThe Ascott Limitedが主導するこの取り組みは、シンガポールを拠点に世界40か国、230以上の都市で展開されており、約950のプロパティが参加しています。
持続可能な取り組みの背景
アスコットは、バランスの取れたコミュニティを育成し、環境を守るために「Community(コミュニティ)」「Alliance(アライアンス)」「Respect(リスペクト)」「Environment(環境)」「Supply Chain(サプライチェーン)」の5つの柱を掲げています。今年の強化月間では特に「コミュニティ」と「リスペクト」がテーマとなり、実際にどのような活動が行われるのでしょうか。
こどもたちへの支援
アスコットジャパンは、社会的養護が必要なこどもたちの支援を進めるため、認定NPO法人日本こども支援協会と連携し、ホスピタリティ業界の体験を通して彼らの未来を広げる取り組みを実施しています。こどもたちには業界の様々な職業体験ができるワークショップが用意され、将来の就労機会を育成することを目指しています。
Book & Donateキャンペーン
11月30日まで、アスコット公式サイトからの予約ごとに、予約者が200円を日本こども支援協会に寄付できるキャンペーンを実施します。さらにアスコットグループも一予約ごとに300円を寄付し、合計500円が支援に回ります。この寄付によって、支援を必要するこどもたちが自分が望むランドセルを購入するための資金を得ることができます。
ホスピタリティ業界の職業体験
特に注目すべきは、ホスピタリティ業界の職業体験を通じてこどもたちに実務的なスキルを身につける機会を提供することです。最大20名のこどもたちを招待し、レセプション業務やハウスキーピングといった各部門の日常業務を体験できるようにする予定です。
また、12月19日開業予定のlyf渋谷東京の開業前見学が行われ、実際に運営されるホテルがどのように開業を迎えるかを学ぶことができる貴重なチャンスです。
ORANGE WALKへの参画
アスコットジャパンは、虐待予防を目的とするイベント「ORANGE WALK」にも参加し、スムーズな寄付ができるシステムを広めていきます。各アスコット施設での啓蒙活動を通じて多くの人々にこの活動に参加してもらうことを目指しています。
地域への貢献
さらに、国内にあるアスコットの各施設では、地域のボランティア活動や、明日へのチカラによる「ドコデモこども食堂」への寄付活動を行います。無料の食事チケットを通じて、困っている家庭と支援を必要とするこどもたちをつなぐ試みです。
まとめ
このようにアスコットジャパンは、日本国内におけるホスピタリティを越えた社会貢献に力を入れています。「アスコットケアーズ強化月間」は、こどもたちの未来を支援するための重要なステップと位置付けられ、温かい手を差し伸べる活動が期待されています。さまざまな持続可能な取り組みを通じて、アスコットのブランド価値を高め、参加する全ての仲間と共に成長していく姿勢が見られます。