新たな決済ソリューションの誕生
2023年、三井住友カード株式会社は日本システム技術株式会社と共同で、大学向けの決済ソリューション開発を開始したことを発表しました。これは、戦略的大学経営パッケージ「GAKUENシリーズ」へのマルチ決済機能と学費収納サービスを追加するもので、2026年には国内の大学での稼働を予定しています。
背景:キャッシュレス社会への対応
経済産業省の調査によると、2024年のキャッシュレス決済比率は42.8%と前年から3.5%増加する見込みです。今後も決済方式の多様化が加速する中、大学でも学生や保護者がより多くの支払い方法を選べるようになることで、サービス向上を図ります。これにより、従来の現金徴収業務から解放され、大学職員の業務負担も軽減されることが期待されています。
学費収納サービスの必要性
従来の学費収納業務は、納付書の印刷や郵送、口座振替用紙の提出といった手作業が多く、ミスや負担が常に付きまといました。加えて、金融機関も業務のデジタル化を進めており、窓口での対応が減少しています。そこで、オンラインバンキングやクレジットカード決済など、さまざまな支払い方法が提供されることになりました。これにより、学生や保護者は、自分のライフスタイルに合った柔軟な支払い方法を選択でき、大学職員の業務効率も向上します。
マルチ決済の導入
新しいGAKUENシリーズでは、「デジタル証明書」「自動証明書発行機」「WEB申請」の支払いにおいて、これまでの現金支払いに代わって、三井住友カードの決済ソリューション「stera smart one」を活用したクレジットカードやコード決済が導入されます。この変更により、現金関連の業務が削減され、さらに大学職員の働きやすさが向上します。
学費収納サービスの進化
学費収納業務の効率化に向けて、三井住友カードが提供する「WEB口座振替受付サービス」や「クレジットカード決済」、「ペイジー決済」を取り入れ、学費自動引落用の銀行口座登録から学費の収納をWEB化する取り組みが始まります。これにより、大学の学費収納業務が大幅に効率化され、学生や保護者の手続きもより簡便に行えるようになります。また、GAKUENシリーズ内の学費情報との連携も考慮されており、システム間でのスムーズな情報共有が実現します。
まとめ
三井住友カードと日本システム技術の協業によるこの新しい決済ソリューションの導入は、大学の学費収納業務を劇的に変えることが期待されています。今後の展開に注目し、大学での学費管理がどのように進化していくのか、見守っていきたいと思います。