ロサンゼルス・ドジャースの監督、デーブ・ロバーツ氏が推薦する新書『SHO-TIME 3.0大谷翔平新天地でつかんだワールドシリーズ初制覇』が、2024年12月27日に徳間書店から発売されます。本書は、ドジャースの番記者として長年の実績を持つビル・プランケット氏によって執筆され、2024年の大谷翔平選手のシーズンを余すことなく収めた貴重なスポーツノンフィクションです。
この本に記された内容は、大谷選手がメジャーリーグで名を馳せた2024年の記録的な一年についてです。シーズン中には、MLB史上初となる「50本塁打、50盗塁」という偉業を達成し、ポストシーズンへの進出を果たし、ワールドシリーズではニューヨーク・ヤンキースを打ち破るなど、多くの成功を収めました。その結果、指名打者として初めて、2年連続3度目となるMLB MVPに選出されるという快挙も達成しました。
ビル・プランケット氏は、この多忙を極めるシーズンを取材する中で、数々のチームメイトや関係者のインタビューを通じて、大谷選手の素顔と彼を取り巻く状況を描写しています。書籍では、大谷選手のドジャース入団時の関係者のコメントや、選手間での交流エピソード、チームとしてのサポートの裏側が綴られており、ファンにとって興味津々な内容です。
さらに、特筆すべきは、大谷選手がクリケットバットを使用するなど、打撃スランプからの脱出を試みた経緯も明かされています。これにより、選手としての悩みや成長を深堀りしている点が、読者に感動を与えます。また、メンバーの息子の病気でフリーマン選手が欠場した時のチームの支えや、大谷選手のリハビリを支えたスタッフの言葉などがリアルに描かれています。
プランケット氏は、20年以上の経験を持ち、MLB殿堂入り投票権を有する敏腕記者です。この実績は、著者がどれほど深くインサイドに迫れるかを示しています。また、彼の取材を受けた訳者タカ大丸氏の多言語能力も加わり、原作の魅力を日本の読者にしっかりと届けています。
本書は、2025年に全米で発売予定の「L.A. STORY: Shohei, Showtime, and the Billion-Dollar Dodgers」の日本先行版であるため、特に日本ではなかなか目にする機会がない内容も豊富です。大谷翔平選手のさらなる高みを目指す姿勢や、彼の存在自体が物語であるというデーブ・ロバーツ監督の言葉が象徴するように、選手としての彼の成長とチームとの絆が、書籍を通じて浮き彫りにされている点が魅力となっています。
興味深い目次には、「白鯨を釣り上げる」「活躍を支える特殊な力」といった章があり、大谷選手の軌跡が視覚的にも分かりやすく整理されています。読者はこの本を通じて、ただの基礎データではない、選手としての使命感やドジャースとの関わり合いの深さを感じ取れることでしょう。是非手に取って、大谷翔平選手の新たな物語を楽しんでください。