心臓リハビリと新しいデバイスの未来を探るセミナーが岡山で開催

オムロンヘルスケア株式会社は、2024年11月30日から12月1日にかけて岡山県倉敷市で開催される「日本心臓リハビリテーション学会第10回中国支部地方会」に協賛し、心臓健康を支える新しいデバイスを紹介します。

この学会は心臓リハビリテーションの普及を目的とし、心臓病患者がより質の高い生活を送るための支援をすることを目指しています。リハビリテーションは運動療法だけでなく、栄養や生活習慣の改善なども含まれ、包括的なアプローチが求められています。

当日は、特に心房細動に分類される不整脈の早期発見支援についてのブースを展開します。心電図を記録できる心電計付き血圧計や、持ち運びしやすい携帯型心電計など、最新のデバイスを体験し、知識を深めることが可能です。

さらに、11月30日には「Clinic-base心臓リハビリDr.が語る！携帯型心電計の臨床活用の可能性」というテーマでティータイムセミナーも行われます。座長には専門家である小野環先生、演者には二階堂暁先生が登壇し、心房細動や狭心症の早期発見のために実施された実証実験の成果を詳しく紹介します。

この実証実験では、患者がクリニックで携帯型心電計を用いて心電図を記録し、そのデータを中核病院と共有することで専門的な診断が行われました。実際にこれにより、心房細動や狭心症の早期検出につながるケースも報告されており、家庭での心電図管理の重要性が再確認されています。

また、オムロンとしては「脳・心血管疾患の発症ゼロ」を目指し、家庭での血圧測定の普及に努め、新たな健康管理のスタイルを提案しています。今後も積極的に学術活動や啓発を行い、循環器疾患の予防と治療に貢献することを目指しています。

■日本心臓リハビリテーション学会第10回中国支部地方会の概要