2022年生活調査
2022-12-28 18:21:26
2022年生活充実度調査:コロナ禍を経ての心の余裕と経済的厳しさ
2022年生活充実度調査についての分析
2022年が終わりに近づく中、ヒューマン・データ・ラボラトリから発表された生活充実度調査の結果が注目されています。今年の調査では、「生活が充実していた」と回答した人の割合が44.9%に達し、昨年から2.4ポイントの改善を見せました。これは新型コロナウイルスの影響が続く中で、人々が心の余裕を持ち始めたことを示しています。
充実していた要因とコミュニケーションの増加
特に充実していたこととして「家族や親戚との関係」が14.0%を占め、多くの人がコロナ禍で制限されていた行動を再開したことが大きく寄与しているようです。これまで対面で会う機会が減っていた人々が、行動制限の緩和を背景にお盆や大型連休に帰省できた結果、家族とのコミュニケーションが促進されたと考えられます。
一方で、生活が充実していなかった人々が挙げた理由には「金銭面」が最も多く、調査に参加した人々の16.1%がこの点を指摘しました。この現象は物価高騰やエネルギーコストの上昇など、生活費の負担増によるものですが、同時に賃金の上昇が見られず、経済的厳しさが影を落としていることがわかります。
生活の充実度向上のために試みたこと
調査によると、充実度を高めるために実施した行動としては、「休日など自由な時間を増やした」が29.3%、次いで「仕事を頑張った」が24.5%、さらに「お金をかけた」が21.0%に達しました。特に家族との関係を深めるために自由な時間を意識的に増やしたことが影響しているようです。
来年度への期待と課題
2023年に向けては、「金銭面」の充実を重視したいという人が14.7%に達しました。これは物価上昇の影響から、金銭的な余裕を取り戻したいと考える人が多いことを反映しています。また、旅行やレジャーを楽しむことへの期待もあり、特に今年の全国旅行支援の施策がその意欲に拍車をかけていると考えられます。
まとめ
2022年はコロナ禍を経て行動制限が解除されたことで、生活の充実度が改善方向に向かいました。しかし、金銭面の問題が家庭や個人の生活に影響を及ぼし続けていることも事実です。来年がさらなる充実を実現するための年となるか、各人がどのようにライフスタイルを見直し、充実を感じられるよう工夫していくのかが注目されます。
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