生活困窮世帯の子どもたちに笑顔を贈る「こんたすプロジェクト」とは

「こんたすプロジェクト」は、生活困窮世帯の子どもたちに特別なバースデーケーキを届けることを目的とした素晴らしい取り組みです。忙しい生活の中で、親たちは子どもに十分な時間や愛情を注ぐことが難しく、その結果、さまざまな苦悩を抱えています。その中でも、特に子どもたちの誕生日にケーキを用意できない家庭が多い現実があります。このプロジェクトは、そうした親子に「笑顔のひとときを提供したい」という強い思いから立ち上げられました。

このプロジェクトは、2021年3月にクラウドファンディングサイトのGoodmorningにて資金を募り、目標を大きく上回る1,664,000円の支援を受けることに成功しました。それにより、すでに多くの子どもたちにバースデーケーキが届けられ、多くの笑顔が生まれています。提出されたお手紙や写真には、ケーキと共に喜びに満ちた子どもたちの姿が写し出されています。

こんたすプロジェクトが生まれた背景

このプロジェクトの創始者は、愛知県に住む柴崎莉菜さん。彼女は、高校2年生のころから「わいわい子ども食堂」でボランティアとして活動を始めました。そこでは、経済的に厳しい状況に置かれている子どもたちの現実を目の当たりにしました。「誕生日にケーキがない」、「家で一人で過ごす時間が長い」といった小さな声に耳を傾け、彼女の心には「悲しむ家族を笑顔にしたい」という強い決意が生まれました。

クリスマスの際、家族に囲まれたケーキを目にしたことで、彼女は「特別な日である誕生日に、喜びを共有できる日を作りたい」と思い、このプロジェクトを実現させました。

プロジェクトの目的

「こんたすプロジェクト」の目的は、生活困窮世帯についている子どもたちの誕生日に特別なバースデーケーキを届け、その際に生まれる時間を親子の絆を深めるものにすることです。ケーキを目の前にした時の子どもたちの笑顔と、それを見守る親の眼差しを見たいという思いが、彼女の原動力になっています。

プロジェクトは、決して物質的な支援だけが目的ではありません。「ありがとう」という気持ちや「笑顔で元気に育ってほしい」という願いをお互いに共有できる、貴重機会になることを目指しているのです。誕生日という特別な日が、親子にとって心温まる時間になることが、このプロジェクトの願いです。

お届けするケーキについて

このプロジェクトで提供されるケーキは、子どもたちが思わず目を輝かせるようなカラフルで魅力的なデザインになっています。水色やピンク、黄色の色使いは、未来ある子供たちの創造性を刺激し、喜びを与えることを意識したものです。

返礼品について

このプロジェクトへの支援者には、感謝の気持ちを表すため、10,000円や20,000円の支援に応じた返礼品が用意されています。10,000円の支援をされた方にはプレーンクッキーが、20,000円の支援をされた方にはプレーンクッキーに加えてオーダーケーキが贈られます。

終わりに

柴崎さんは、個人の力は小さいかもしれないが、関わった方々とのつながりを大切にし、今後も多くの方を笑顔にしたいと考えています。彼女自らがボランティアの経験を通じて感じた「人と人との繋がりの素晴らしさ」を、子どもたちにも伝えていきたいと考えています。

これからも「こんたすプロジェクト」を通じて、たくさんの笑顔が生まれることを期待しています。皆さんのご支援が、生活困窮世帯の子どもたちにとっての幸せな瞬間を生むお手伝いになるのです。

詳細は公式サイトやクラウドファンディングサイトをぜひご覧ください。