SEとしてのキャリアアップの鍵、会計知識の重要性とは
SEとしてのキャリアアップの鍵、会計知識の重要性とは
現在のIT業界においては、技術的なスキルのみではなく、会計に関する知識もますます重要になっています。日本IT会計士連盟(ITCPA)が10月から開講する「できるSEのための会計入門」講座は、こうしたトレンドに対応した内容となっています。生き残りをかけて変わるIT業界で、どのようにしてSEは会計知識を身につけ、実際に業務へと活かしていくことができるのでしょうか。
業務システムと会計の関係
企業の業務システムの多くは、自動化を促進するために開発されてきました。その中で生まれるデータの多くは会計データとして集約され、最終的には財務諸表として利用されることになります。そのため、会計システムはいかに業務システムと連携するかが重要となります。SEはこの連携を円滑に行うために、会計の知識が求められるのです。
「できるSE」に求められるスキル
従来の技術的なスキルに加え、会計や業務の知識を持つSEこそが「できるSE」と言えるでしょう。これにより、システム設計や開発、改修の際に効果的な提案や処理が可能になります。セクターが変化する中、その重要性はますます高まっています。
講座の特徴
この講座では、簿記に特化した内容ではなく、実際にシステム開発や導入に直結する会計知識をカバーしています。公認会計士が講師を務め、実践に基づいたレクチャーが期待されます。全9回で構成されており、受講者は興味のあるテーマだけを選んで受講することも可能です。
開講日と受講料
「できるSEのための会計入門」は、10月5日から始まり、毎週水曜日の18:30から20:00に全9回が予定されています。受講料は、一括申し込みで一般価格が20,000円、ITCPA会員は15,000円となっており、各回申し込みも受け付けていますので、気軽に参加できる環境が整っています。
カリキュラム詳細
講座内容は、システム開発と会計の基礎理解から始まり、会計システム、販売管理システム、購買管理システム、生産管理システム、そして人事給与システムまで多岐にわたります。それぞれのテーマに対して、会計システムとの関連性を持った講義が行われるため、実務に直結した内容になると期待されています。
日本IT会計士連盟(ITCPA)について
ITCPAは高度なITスキルを持った公認会計士から構成されています。彼らは監査やコンサルティング、システム導入の専門家として、企業やベンダーに対して中立的な立場から情報を提供しています。
この講座は、IT業界で生き残りたいSEにとって非常に有益な内容となるでしょう。会計の視点を取り入れることで、今後のキャリアを大きく変える可能性を秘めています。興味のある方は、ぜひ申し込みを検討してみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
-
特定非営利活動法人日本IT会計士連盟
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前4-1-24オフィスイワタ第一 2F
- 電話番号
-
03-6271-0702