クラフトビールが盛り上がる静岡東部のビアイベント
静岡県東部は、美しい自然と豊かな水資源に恵まれた地域であり、特にクラフトビール文化が深く根付いています。今年も、沼津市と三島市が中心となり、「SHIZUOKA CRAFTBEER JAMBOREE in MISHIMA」および、「TAP ON SURUGA AWARD」が開催されることが決まりました。これらのイベントは、地域循環社会の形成を目的としており、地元の特産品とクラフトビールの融合を目指しています。
イベント概要
「SHIZUOKA CRAFTBEER JAMBOREE in MISHIMA」は、地域の醸造所や飲食店が出展し、自慢のクラフトビールとフードが楽しめるイベントです。今回は第6回目を迎え、11月1日(土)から2日(日)にかけて、三島商工会議所と白滝公園で開かれます。午前11時から午後5時までの間、多くのビール愛好者が集うことが予想されています。
出展するのは、13の醸造所と13のフードブース。種類豊富なビールや美味しい料理が勢揃いし、訪れる人々の舌を楽しませてくれるでしょう。詳しい出展者情報は、公式のInstagramアカウントで随時発信されますので、ぜひチェックしてみてください。
TAP ON SURUGA AWARDとは
新たに開催される「TAP ON SURUGA AWARD」は、県内のクラフトビールを部門ごとに評価し、地域特化型の品評会として位置付けられています。この賞は、沼津市や三島市の特産品を副原料として使用したビールや、それらに合うペアリングビールを評価するためのものです。さらに、来場者も自身のお気に入りのビールに投票できる参加型のイベントとなっています。
表彰部門は次の通りです:
- - 新クラフトビール部門(特産品を副原料としたビール)
- - ペアリング部門(特産品にマッチするビール)
- - 人気投票部門(来場者の選ぶベストビール)
新クラフトビール部門の表彰は11月1日の午後4時、ペアリング部門と人気投票部門の発表は11月2日の午後4時に行われる予定です。
地域循環社会への挑戦
静岡県は全国でも特に多くのクラフトビール醸造所を有し、そのほとんどが水資源が豊かな県東部に集中しています。「TAP ON SURUGA」プロジェクトは、地元のクラフトビールを通じて地域経済を発展させることを目指し、地域の特産物を生かした新しいビールの開発や、地域資源を活用したイベント開催を行っています。
このプロジェクトに参加するのは、沼津市、三島市、および静岡クラフトビール協同組合であり、地域ブランド力の強化やビール造りの新しい手法への挑戦も行っています。また、デジタルツールを活用し、情報の発信やプロモーション活動も推進されているのです。
地域の特産物を活かしたオリジナルビールの開発や、モルト粕の有効利用など、持続可能性にも配慮しながら地域資源を最大限に活用する取り組みが進められています。これらの活動は、地域の魅力を高めるだけでなく、観光客を呼び込む一助となることでしょう。
静岡県東部のクラフトビール文化は、これからますます盛んになっていくと期待されます。地元の人々や観光客が参加できるイベントを通じて、地域の活性化と交流が生まれることを願っています。