スンバ島、インドネシアの美しい離島は、豊かな自然に恵まれた反面、経済的な発展から取り残されています。特定非営利活動法人地球の友と歩む会(LIFE)は、この島で貧困問題に取り組む活動を行っています。特徴的なロンタル葉の生産が行われており、これがバリ島へと出荷されています。
ロンタルの葉は、バリヒンドゥー教の儀式に使われる重要な素材で、スンバ島の経済活動の一部として根付いています。住民は、木から採取したロンタルを乾燥させ、仲買人に1枚あたり約10,000ルピア(約100円弱)で売却しています。これにより彼らの収入は確保されており、数世代にわたりこの仕事が受け継がれています。しかし、こちらの地元産のロンタルの葉がバリ島に大量に出荷され続けることで、資源が枯渇する危険性も高まっています。バリ島の宗教儀式にはこの葉が必要であり、現金収入を得るためにスンバ島の人々は生産を続けざるを得ないのが現実です。
特に、ロンタルの木は自然に種が落ちますが、その成長には時間がかかるため、大量に収穫するとあっという間に減ってしまいます。この問題は、ただの生計のための選択肢が限られた彼らにとって、切実な課題です。
私たちのYoutube動画では、この状況を知ってもらうため、スンバ島でロンタルを生産している人々の声をお届けしています。インドネシアは発展途上国ではないという誤解がある中、未だに貧困に苦しむ人々がいます。都市部での繁栄と、島々での厳しい生活が同時に存在する国であり、この事実を知ることが何よりも大切です。
LIFEの活動は、スンバ島の自然を維持しつつ、そこで暮らす人々の生活を向上させることを目的としています。私たちのようなNGOがこの地で必要とされるのは、国の発展から取り残された地域に手を差し伸べるためです。私たちは、有機農業を推進し、植林活動を行うことで、持続可能な生活ができるよう支援していきます。
そして、当会は40周年を迎え、これを記念するイベントを東京・神楽坂で開催します。このイベントでは、これまでの活動を振り返り、今後の展望について語り合います。参加者が楽しめる内容を計画中で、詳細は追ってお知らせします。私たちの活動に賛同してくださる方々の支援をお待ちしております。日本からも、スンバ島の人々の暮らしと文化を考える機会を作っていきたいと思っています。ぜひ、動画をご覧いただき、彼らの実情に思いを寄せていただければ幸いです。