脱炭素経営を支える新たな取り組み
株式会社アクシスは、その脱炭素経営支援システム「ecolnダッシュボード」を基に、株式会社山陰合同銀行との共同開発による新しいCO2排出量可視化ツール「ごうぎんecoln」の提供を発表しました。このツールは、地域の脱炭素とカーボンニュートラルの実現を目指す重要なステップと位置付けられています。
「ごうぎんecoln」とは?
「ごうぎんecoln」は、企業がCO2排出量をリアルタイムで把握できるダッシュボード型のツールです。具体的には、山陰合同銀行の「ごうぎんBizポータル」を活用して、法人の取引先向けに提供されます。このツールは、銀行が掲げる脱炭素実現へのロードマップの一環であり、企業の環境への取り組みをサポートするものです。
山陰合同銀行は、地域密着型の地方銀行であり、2021年12月にカーボンニュートラル達成に向けた長期的な削減目標を設定しました。これに伴い、同銀行は全グループでの温室効果ガスの排出削減に力を入れ、地域の課題解決や持続可能な社会の実現にも積極的に取り組んでいます。
「ecolnダッシュボード」の特徴
アクシスが開発した「ecolnダッシュボード」は、2050年のカーボンニュートラルを目指す取り組みの中で、さまざまなニーズに柔軟に対応できるよう設計されています。このシステムは、ユーザーが簡単に操作できるよう工夫されており、エネルギー使用状況とGHG排出量をリアルタイムで可視化します。
さらに、経営に関する意思決定を迅速に行うための情報整理にも貢献します。SDGsやESG関連の報告業務の簡略化も実現し、企業の環境への取り組みをより効果的に伝えることが可能です。
最新の算定機能
最近リリースされたecolnダッシュボードV5.0では、GHGプロトコルに基づく適切な算定・出力が可能な機能を新たに搭載しています。この機能は、第三者機関による妥当性保証を受けており、ISO14064-3に準拠した検証手法に基づいています。これにより、企業は高い信頼性をもって自社の脱炭素経営を進めることができます。
アクシスのビジョン
アクシスのスローガンは「スマートシティ創造企業」であり、デジタルとリアルを融合したプラットフォームサービスの提供を通じて、地域社会の課題解決に貢献しています。アクシスは地域に特化した事業を積極的に行い、ITスクール事業やフードロスの問題解決に向けた活動などを展開しています。
このように、「ごうぎんecoln」の導入によって、多くの企業が脱炭素経営に取り組み、地域全体での持続可能性の向上が期待されます。アクシスは、今後も企業のニーズに応じたサービスを展開し、さらなるカーボンニュートラルの達成へ向けて尽力していく所存です。
この新しいツールがどのように企業の脱炭素への取り組みを支えるのか、注目が集まっています。