三和電気計器が新たにデジタルマルチメータCD5シリーズを発売開始

新たなデジタルマルチメータCD5シリーズを発表

三和電気計器株式会社は、2025年9月16日より新たなハンディ型デジタルマルチメータCD5シリーズの販売を開始した。この製品は、安全設計と多機能性を兼ね備えた多様なニーズに応えるラインナップとなっている。

CD5シリーズの特長

デジタルマルチメータCD5シリーズは、全4機種が揃っており、今回はその中からCD5001、CD5002、CD5004の3機種が先行して市場に出る。このシリーズは各機種が異なる特性を持ち、CD5001は電圧測定が頻繁に行われる電工分野に適している。CD5002は、一般的な目的に広く対応可能で、CD5004はBluetooth機能を搭載し、さらに便利なデータ転送を実現した。

これらの機種は、片手で簡単に操作できるデザインが特徴で、使用者にとって利便性が高い。特に、中央に配置されたロータリースイッチはポジションを多くとり、基本的な測定を簡単に行うことができるよう設計されている。加えて、テストプローブを収納するホルダーも両側面に用意されており、測定時かつ収納時においても効率的に使用することが可能だ。

安全設計

このデジタルマルチメータは、CAT.IV600 VおよびCAT.III1000 Vに適合し、IEC61010-1に基づいた安全設計が施されている。特に電流端子にはセーフティキャップが装着（CD5002、CD5004）されており、利用者の安全を第一に考えた設計となっている。

また、オートホールド機能が非常に便利で、新たに安定した測定値を検出するとブザーが鳴り、その測定値を自動的にホールドする仕様になっている。この機能により、測定結果をすぐに確認することができ、作業の効率を大幅に向上させてくれる。

ビジュアル面への配慮

CD5シリーズのLCD表示器は大型で、バックライトも付いており、薄暗い場所でも視認性が高い。このようなデザインは、利用者にとって快適な操作体験を提供するために重要な要素である。さらに、オートパワーオフ機能もついており、約30分の使用がない場合に自動で電源がオフになるため、エネルギーの無駄を省く工夫もなされている。