新たに誕生したアジア映画ブルーレイレーベルの第一弾作品とは？

新たなブルーレイレーベル、「Kani Releasing」の誕生

アジア映画の才能を北米で広めることを目的としたブルーレイ・レーベル「Kani Releasing」が立ち上がりました。この新たな試みは、カナダのファンタジア国際映画祭で活躍するプログラマーAriel Esteban Cayerによって実現しました。彼の手により、アジアの新しい映画作家の魅力を北米の観客に届ける機会が与えられます。

第一弾作品『天然☆生活』の魅力

その記念すべき第一弾作品として選ばれたのは、映画『天然☆生活』です。この映画は、2019年3月に日本公開された後、各地で開催される映画祭で非常に高い評価を受け、特にミニシアターでの人気を集めています。監督は、2017年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭でグランプリを受賞した永山正史氏です。

物語の舞台と概要

『天然☆生活』は、静かな田舎の風景を背景にした物語です。主人公タカシは、認知症の叔父の介護をしながら、茅葺き屋根の本家での生活を送っています。村に東京から一家が引っ越してきたことで、彼の日常は大きく変わり始めます。この新しい家族は、田舎での自然な暮らしを夢見ており、古民家カフェをオープンすることを計画しています。しかし、彼らの到来はタカシとその友人に予期せぬ騒動を引き起こします。

タカシの平穏な暮らしが徐々に揺らいでいく中、彼の過去や人間関係がどう絡み合っていくのかが見どころです。特に、主演の川瀬陽太をはじめとするキャスト陣の演技が光ります。津田寛治が演じる慇懃無礼なキャラクターも、作品にユーモアを加えています。

商品情報と発売日

『天然☆生活』のブルーレイは、2022年2月上旬に発売され、予約販売は2022年1月14日まで受け付けています。通常版の価格は4,026円、限定版は4,601円（税込）です。この販売には特別な特典が用意されており、スタッフやキャストのインタビュー、メイキング映像、さらには英語字幕付きの予告編などが含まれています。

特に注目すべきは、アメリカ限定版も同時に発売され、通常版に加え、暗闇で光る特別仕様のブルーレイ・ジャケットが付属します。日本でのリージョンはアメリカと共通であるため、問題なく再生することができます。

この映画は、シンプルながらも豊かな人間ドラマが展開され、観客に深い余韻を残します。インディーズ映画の新しい可能性を感じさせる作品『天然☆生活』をぜひご覧になってはいかがでしょうか。

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