慶應義塾とNotionが協力する新しい教育の形
慶應義塾とNotion Labs Japan合同会社が、教育の未来を切り開くための戦略的連携を発表しました。この連携により、AIを活用した「世界最高峰のAIキャンパス」の実現を目指します。両者は、教育・研究および大学運営におけるAI活用を加速させるために、包括的な連携覚書を締結しました。
「AIキャンパス構想」とは
慶應義塾では、全学的な知的インフラとしてAIを位置づける「AIキャンパス構想」を推進しています。この構想は、文系・理系を問わず全ての学生や研究者がAI技術を活用し、社会の発展に寄与することを目的にしています。3年以内に、学生や研究者が世界最高峰のAIキャンパスを形作れるよう、最先端の環境を整備します。
AIによる業務の変革
教育機関においては、AIツールの導入がますます重要になっています。単にツールを使うだけでなく、意思決定において重要な文書や業務フローなどの整備が求められています。このため、Notionは、組織内の知識と実行を繋げるプラットフォームとして、人間とAIの協力を促進する役割を果たします。
特に、慶應義塾の168年にわたる知的資産を一つのプラットフォームに集約することで、教職員が共通の「信頼できるコンテキスト」を持ち、業務の効率化を図る考えです。これにより教職員は本来の業務により集中できる環境を整えるとともに、AIの力を最大限に活用することが可能になります。
三つの主な取り組み
この連携によって、以下のような具体的な取り組みが計画されています。
1.
統合的な知識・業務の管理基盤の構築:Notion上に知識資産や業務情報を集約し、迅速に情報にアクセスできる基盤を整えます。
2.
生産性向上とAIトランスフォーメーションの推進:教職員が研究や教育にもっと集中できるよう、業務の付帯負荷を軽減する環境を整えます。
3.
学生のAI活用促進:教職員のAI導入を足掛かりに、学生にも段階的にAI活用を促進し、責任ある使用法を学ぶ機会を提供します。
また、成果やベストプラクティスは、国内外の教育機関にも共有し、社会全体に還元していくことを目指しています。
Notionの役割
Notionは、ドキュメントやプロジェクト管理を一元化することができる「コネクテッドワークスペース」として機能します。このプラットフォームにより、教育と業務の両方が円滑に運営され、AI活用が加速します。Notionは導入から定着化までサポートし、教職員がAI環境を活用できるようにします。
コメント
西 勝清、Notionのアジア太平洋地域担当ゼネラルマネジャーは「慶應義塾との連携を通じて、人とAIの協働を進め、教育・研究・運営の生産性向上に貢献することを楽しみにしています」と述べています。また、伊藤公平慶應義塾塾長も「人間中心のAIキャンパスを目指し、全職員がAIを自由に使いこなせる基盤を整えたい」と期待を寄せています。
この新たな連携により、慶應義塾は教育環境を一新し、未来を見据えた学びの場を提供していくことでしょう。