暑熱対策プロダクト
2025-09-08 14:22:49

神奈川大学生とダイイチが共同開発した暑熱対策プロダクトに注目!

横浜市で進行中の「ヨコハマ未来創造会議」は、環境に配慮した社会の実現に向けて、様々な取り組みを行っています。その中でも、特に注目すべきは、神奈川大学の道用ゼミと株式会社ダイイチの共同プロジェクトによって開発された、暑熱対策プロダクトです。このプロジェクトは、2027年に横浜で開催される「GREEN×EXPO」の準備としても意義ある活動です。

プロダクトの背景



「ヨコハマ未来創造会議」は、地域の企業と若者が協力するプラットフォームとして設定されました。その目的は、持続可能な社会を目指し、環境問題に対応することにあります。今回のプロダクト開発は、リサイクルが進んでいない紙パッケージや未利用の間伐材を活用して製造された、優れた断熱性能を持つ「アップサイクル紙糸」を使用しています。

プロダクト開発プロセス



道用ゼミの学生たちは、最新のデジタル技術を駆使し、約4ヶ月の間にプロダクトを共同で開発しました。このプロジェクトは、学生たちが自らのアイデアを活かす良い機会となり、地域資源を活用することで実現したものです。彼らの製作した商品は、晴雨兼用の傘や扇子、さらにはフード付きTシャツやポーチなどが含まれています。

暑熱対策の検証



開発されたプロダクトは暑熱対策への効果を検証する際、サーモカメラを使用した実験によって、その断熱効果を可視化しました。その結果、晴雨兼用傘を使用した際には、使用していない時と比較して温度が明らかに下がることが確認されました。この結果は、製品としての実用性を裏付けるものとなりました。

将来の展望



今後、このプロダクトは、日本初の傘のシェアリングサービス「アイカサ」との提携により、多くの人々に提供される予定です。特に、GREEN×EXPO 2027の会場での使用が考慮され、アクセス可能な形で展開される見込みです。また、商品化に向けて、さらなる改良が進められ、生活の中で使いやすいプロダクトとして多くの方に愛されることを目指しています。

地域資源の活用



さらに特筆すべきは、神奈川県上瀬谷地域の桜を用いて、生地を桜色に染色した特別な傘の製作です。このアイデアは、地域の資源を利用し、環境に優しいものづくりを実現する試みです。「地元のものを使うこと」と「花で染める」という視点から、地域の文化を新たな形で受け継ぐことを目指しています。

企業と地域の協力



株式会社ダイイチは、1953年から続くユニフォーム業界の企業であり、持続可能な社会を支えるために常に新しい価値創造に取り組んでいます。今回の共同プロジェクトは、企業が未来につながる若者たちと協力して、環境問題に向き合う重要な取り組みの一部を形成しています。

おわりに



このプロジェクトは、学生たちの創造性と企業の技術を結集させたものであり、地域社会の持続可能な発展に寄与するものです。今後、これらのプロダクトがどのように広がり、どのように日常生活に取り入れられていくのか、その成り行きが楽しみです。


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会社情報

会社名
ヨコハマ未来創造会議
住所
神奈川県横浜市中区本町6-50-10
電話番号

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