若者向けレジャー体験を拡大！『マジ部』リニューアルの新サービス

リクルートの『マジ部』が新しく生まれ変わります

リクルートが提供する若者向けのレジャー体験サービス『マジ部』は、2025年4月に大幅なリニューアルを実施します。これは、19歳から22歳をターゲットに、レジャー体験を0円で提供し、将来的な旅行需要を掘り起こすことを目的としています。これまでアプリを通じてのサービス提供でしたが、今後はWebサービスへ完全に移行し、利便性と体験の多様性を向上させることで、より多くのユーザーが気軽に利用できるようになります。

アプリを廃止してWebサイトに移行

アプリケーションのダウンロードがもはや必要なくなり、ユーザーはWebサイト（https://www.jalan.net/majibu/）から直接アクセスできるようになります。この変更により、会員登録から施設の利用に至るまでのステップが簡略化され、体験がよりスムーズに行えるようになります。シンプルで直感的なインターフェースに刷新され、ジャンルを横断して検索したり、お好みのクーポンを事前にお気に入り登録できる機能も新設されます。ただし、クーポンが表示されるのは、19歳から22歳の会員登録を済ませたユーザーのみとなります。アプリのサービスは2025年3月31日をもって終了予定です。

多彩な体験ジャンルに拡大

これまで『マジ部』は『雪マジ』や『Jマジ』、『ゴルマジ』など特定のレジャージャンルに特化したサービスを展開してきましたが、リニューアルに伴い、これらの制限を撤廃し、さらに幅広いレジャー体験を提供します。今後はスキー、日帰り温泉、スポーツ観戦、マリンレジャーに加え、地域体験やテーマパークなど、多彩なジャンルのアクティビティが利用可能になります。この姿勢により、若者の多様な価値観に合わせたレジャーの機会を提供し、自身の好みに合ったアクティビティを自由に選べる環境が整います。

リニューアルの背景

『マジ部』は2014年のサービス開始以来、20歳前後の若者に対してレジャーや観光体験を提供してきました。とはいえ、今後の若者人口は減少し、消費行動も多様化しています。このため、従来のジャンル特化型サービスのままでは、変化しつつあるニーズに応えきれないという課題が浮上しました。

そこで、利便性と選択肢を強化するためにWebサービスへ移行することを決定。多彩なレジャー体験を提案することで、若者を旅行や観光にさらに引き込む試みを行っています。リクルートは、このプログラムを通じて将来的な旅行需要の創出を図っています。

『マジ部』の成り立ち

『マジ部』の前身は2011年に始まった『雪マジ』であり、スノーアクティビティの需要を増やすために設立されました。スキーやスノーボードの人気が下降する中、長野県を中心とした地域からの要請を受けて、ゲレンデを訪れる若者を増やし、スノーエリアを活性化するプログラムとして始まりました。その後もレジャーの幅を広げ、2014年に『マジ部』を立ち上げ、累計で250万人以上の若者に利用されています。このような取り組みが続けられることで、地域経済を支える観光産業の活性化にも貢献することが期待されています。