IHW Global Health Leaders Award受賞の「N-NOSE」
株式会社HIROTSUバイオサイエンスが提供するがんリスク検査「N-NOSE」が、IHW Global Health Leaders Awardで公衆衛生のための世界的診断技術賞(Global Diagnostics Technology for Public Health Award)を受賞しました。この受賞は、2024年9月21日にドバイで開催されたIHW Global Leaders Awardsの中で発表されました。
IHW Global Leaders Awardsとは
この賞は、インドを中心とした公衆衛生と行動変化を導くIHW Councilによって設けられたもので、今年で第10回を迎えます。このサミットでは、持続可能な開発目標SDGsに基づいた安全、健康、公平な世界の実現を目指す個人や組織が表彰されます。
「N-NOSE」の特筆すべき技術
「N-NOSE」は、嗅覚の優れた線虫を用いた革新的ながんリスク検査です。患者は尿を提出するだけで高精度かつ全身的ながんリスクをチェックできるため、簡便さとコストパフォーマンスに優れています。この技術は、がんの早期発見を可能にし、医療の平等な提供に貢献することが評価され、今回の受賞につながりました。
受賞式には、インドの前保険・家族福祉大臣であるDr. Harsh Vardhanや、歌手であり社会活動家のAmruta Fadnavis氏などが出席し、トロフィーの授与が行われました。
公衆衛生の強化に向けた取り組み
新型コロナウイルス感染症など、世界的な健康危機に備えるためには早期発見と平等な医療が必須です。Public Health Award部門では、公衆衛生インフラを強化し、資源配分を改善することを目指しています。「N-NOSE」はその一環として、がんの早期発見の可能性を広げ、医療へのアクセスにおいては公平性を図る取り組みが評価されたのです。
サミットには、インドやアラブ首長国連邦から30社以上の企業が参加し、セミナーや交流が行われ、多くの知見が得られました。
HIROTSUバイオサイエンスのビジョン
HIROTSUバイオサイエンスは、生物の特性を活かした独自の検査技術を開発し、人々の健康を守ることを目指しています。2016年の設立以来、線虫嗅覚センサーを活用したがん検査の研究と実用化に注力しています。健康寿命の延伸が求められる現代において、がんに対する早期のアプローチがますます重要です。
結論
「N-NOSE」は、革新的な手法でがんのリスクを検査し、その結果が世界中の公衆衛生を改善する可能性があります。今後もHIROTSUバイオサイエンスは研究開発を進め、全てのステークホルダーとともに、より良い医療社会の実現を目指していくことでしょう。