合同展「流転と無限」
2025-06-30 15:53:00

高屋永遠と珠洲焼作家が贈る合同展、環境と人を繋ぐアート体験

高屋永遠と珠洲焼作家たちの合同展 



現代美術と伝統工芸、異なるジャンルのアートが交差する「流転と無限」展が、2025年7月2日から7月6日まで、大阪の関西万博会場で開かれます。このイベントは、日本国際芸術祭の一環として開催され、能登半島地震で影響を受けた珠洲焼の作家たちとの合同展示が行われる予定です。

アートプロジェクト「WHYNOT」について 


初めに、主宰の高屋永遠(たかや・とわ)について少し触れましょう。彼は1992年に東京都で生まれ、ロンドン大学ゴールドスミス校を卒業した若手のアーティストです。独自の色材を用いた作品を制作し、精神的な奥行きを生むそのスタイルは国内外で評価されています。高屋は2019年から、アーティストや関係者が交流するためのプロジェクト「WHYNOT」を立ち上げ、アートを通じたコミュニティーの形成に取り組んでいます。

展示の背景と目的 


合同展は、2024年の元日に起きた能登半島地震の影響を受けた珠洲の復興を目指す取り組みの一つです。珠洲焼作家たちは、共同で作品を制作することで、震災後の新たな「関係性」を生み出しました。この合同展を通じて、珠洲焼の魅力を国内外に広めることが目指されています。

展示内容 


「流転と無限」展では、高屋永遠の新たな絵画作品と、珠洲焼作家たちの作品が展示されます。高屋が自ら大地から採取した色材を用いた作品は、自然と人間の関係を考察させるものとなるでしょう。また、珠洲焼の「存在と再生」をテーマにした作品、さらに壊れた能登瓦や海岸で採取された砂を利用したものなど、地域に根ざした素材が使用されています。これにより、鑑賞者はただのアートではなく、能登の土地そのものを感じ取ることができます。

絵画と陶芸のコラボレーション 


高屋の絵画は、自然の要素を取り入れた幻想的な作品です。一方、珠洲焼はその柔らかい黒と懐かしい青色が特徴で、地域の人々の暮らしや記憶を反映しています。展示で感じられる温かみは、震災後の新たな絆とも言えるでしょう。この合同展が、アートを通じて人々を繋ぐことを目指しています。

開催情報 


  • - 会期: 2025年7月2日(水)〜7月6日(日) 
  • - 会場: 大阪・関西万博会場 EXPOメッセ「WASSE」B-⑦ 
  • - 開催時間: 10:00~20:00(7月6日は10:00~12:00) 
  • - 入場料金: 無料(ただし、万博への入場チケットが必要です) 
  • - 特設ページ: こちらをクリック

この合同展は、環境と人をテーマにしており、鑑賞者にとって新たな思索を促す場となることでしょう。高屋永遠と珠洲焼作家たちの協力によって、アートが持つ力をぜひ体験していただきたいと思います。


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会社情報

会社名
株式会社Compath
住所
東京都目黒区五本木2丁目15−12ウオツネビル 1F
電話番号

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