電子カルテ連携の新たな時代、メディカルインフォマティクスとエーアイエスが提携

メディカルインフォマティクスとエーアイエスが革新をもたらす

2023年に入ると、在宅医療に特化した最新の電子カルテシステムに関するエキサイティングなニュースが飛び込んできました。メディカルインフォマティクス株式会社（以下、当社）が提供するクラウド型電子カルテ「homis」が、AIを活用したオーダリング点検ソフト「Mighty QUBE® Hybrid」を手掛ける株式会社エーアイエスとの基本契約を締結したのです。この提携は、医療現場におけるデジタルトランスフォーメーションをさらに加速させるものとなるでしょう。

新しいシステムの背後にあるビジョン

この新しい連携は、まず「homis」の全面リニューアルに伴い実現しました。「Mighty QUBE Hybrid」は、医師が処方や検査に必要な情報を入力する際、30年以上にわたって蓄積された医療データベースを元に、AIが候補病名を導き出す機能を持つのです。この技術により、診察中の誤投与や病名の見逃しといったリスクをリアルタイムで防止し、医療安全性の向上を図ります。特に、医師の働き方改革に寄与し、医療の効率化やコスト削減につながることが期待されます。

「homis」とは？

在宅医療に特化して設計された「homis」は、患者様のケアに必要な情報を一元管理するための電子カルテシステムです。日医標準レセプトソフト（ORCA）との連携により、すべてのデータを統合的に管理できる利便性があります。また、複数の医療職種がリアルタイムで情報を共有できる機能も備えており、医療チーム全体でスムーズな連携を実現。これにより、患者への迅速な対応を可能にしています。

「Mighty QUBE Hybrid」とは？

次に注目すべきは、「Mighty QUBE Hybrid」となるでしょう。このソフトは、医療機関で実際に利用されている信頼性の高いデータベースに基づき、病名と医薬品の適用性をリアルタイムにチェックする機能を提供します。オーダリングの際に誤入力があった場合でも、瞬時にエラーを検出し、リスクを軽減します。これにより、医療従事者が安全に業務を行える環境が整備されるのです。

提携の意義

この基本契約の締結は、単に技術を統合するだけでなく、日本の医療現場が直面する課題への直接的な解決策を提供します。医療過誤を未然に防ぎ、業務の効率を大幅に改善することで、医療従事者の負担を軽減し、患者へのサービス向上に貢献するという深い意味を持っています。特に、在宅医療が今後ますます重要視される中で、この連携は医療の質を一層高める原動力となるでしょう。