パーソルクロステクノロジーとWalkMeが業務提携、デジタルアダプションを加速

パーソルクロステクノロジーとWalkMeが業務提携

パーソルクロステクノロジー株式会社（以下、パーソルXR）は、デジタルアダプションプラットフォーム（DAP）のリーダーであるWalkMe株式会社（以下、WalkMe社）との業務提携を発表しました。この提携により、企業や組織におけるSaaSやWebアプリケーションの活用を促進し、ユーザーエクスペリエンス（UX）の向上を目指します。

背景：多様化する働き方とDXの重要性

昨今、少子高齢化や社会の変化に伴い、働き方改革が進められています。特に、テレワークの導入やクラウドベースの業務システムへの移行が進む中で、多くの企業がデジタルトランスフォーメーション（DX）の重要性を認識しています。しかし、導入されたシステムが適切に活用されず、逆に業務が非効率化してしまっているケースも少なくありません。この問題を解決する手段として、デジタルアダプションプラットフォームの必要性が高まっています。デジタルアダプションとは、企業が新しいテクノロジーを導入し、その効果を最大限に引き出すためのプロセスを指し、その過程で発生する操作性や体験上の障害を解消するための支援を行います。

提携内容：WalkMe導入による業務効率化

今回の業務提携では、パーソルXRがWalkMe社の認定を受けたエンジニアを活用し、企業に対してSaaSやWebアプリケーションの導入支援を行います。具体的には、現行の業務システムの課題をヒアリングし、分析を行ったうえで、WalkMeの導入を提案し、それに伴う運用支援も一貫して提供することが特徴です。

この支援は、単に新しいシステムを導入するのではなく、既存のシステムに機能を追加し、かつ使いやすく改善していくことに焦点を当てています。これにより、ユーザーは不明点をマニュアルを調べる手間を省き、業務をより効率的に進めることができるようになります。また、システム管理者も詳細なマニュアル作成から解放され、業務の効率化が期待されます。

今後の展望：人と組織の生産性を向上

パーソルXRは、さまざまな業界でのデジタル推進の経験を活かし、導入支援を通じて企業や組織の生産性向上に寄与していく方針です。デジタルアダプションを通じて、業務を進化させ、組織の成長を後押しすることが、この提携の目的です。

また、WalkMe社についても触れておくと、2011年に設立されたリーディングカンパニーであり、現在では160カ国以上でサービスが利用されています。世界中の多くのトップ企業がWalkMeを導入し、ワークフローの効率化を図っています。このように、両者の協力によってどのようなシナジーが生まれるのか、非常に期待が高まっています。