FCLコンポーネントのEV向け信号切換リレー販売開始
FCLコンポーネント株式会社は、東京都品川区に本社を構える企業で、今月、電気自動車(EV)用の新たな車載信号切換リレーの販売を発表しました。これにより、自動車産業における電動化の進展に寄与することを目指しています。
新型リレーとは?
今回発売されたリレーは、特にEVの電源監視や信号切換に最適な性能を持つことが特徴です。従来のリレーでは300〜400VDCという高電圧に対応しきれず、安全性や信頼性に課題を抱えていました。しかし、FCLコンポーネントのリレーは、1mA 400VDCの開閉が可能で、これらの問題を見事に解決しています。
商品ラインアップ
リレーは以下の三つのシリーズが展開されており、それぞれ異なる特性を持っています。
- - FTR-B3: 小型低背形
- - FTR-B4: 小型スリム形
- - FTR-C1: 高耐圧ワイドギャップ形
全てのモデルにおいて、接点は2回路で、定格電流は1A、30VDC、最大開閉電力も30W(30VDC)、さらに400VDCの場合は0.4Wです。
多様な使用用途
このリレーは、緊急通報システムや車内オーディオ回路の切り替え、バッテリーの監視、過電圧や過電流の異常検出、さらに低圧や高圧の漏電検知など、さまざまな用途に利用可能です。EVのほかにも、ガソリン車やハイブリッド車向けの信号切換にも適しています。
高品質の証
これらのリレーは、IATF 16949規格を取得した工場で生産されており、品質管理も徹底されています。また、欧州のRoHS指令やELV指令にも適合しているため、環境にも配慮された製品となっています。
今後の展望
FCLコンポーネントは、これからも車載機器における高信頼性と高性能を併せ持つリレーの開発に力を入れ、さらなる進化を目指していく方針です。
販売情報
発売はすでに始まっており、販売価格はオープンプライスとなっています。自動車業界における信号切換リレーの革新を体感したい方は、ぜひチェックしてみてください。