TikTokで魅せる!松江の新たな魅力発信戦略
近年、若年層を中心に絶大な人気を誇る動画共有アプリTikTok。松江市では、このTikTokを活用した斬新な観光プロモーションが展開されています。中心となっているのは「松江市ふるさと名物PR委員会」。地元企業と行政が連携し、松江の特産品や観光地の魅力を全国、ひいては世界へと発信しようと活動しています。
魅力的な松江を凝縮したショート動画
委員会が制作するTikTok動画は、松江の多様な魅力を凝縮した内容となっています。国宝松江城の威風堂々とした姿、風情ある堀川遊覧船の景色、そして地元で愛される老舗の味など、見ているだけで松江を訪れたくなるような魅力的な映像が満載です。
具体的には、中浦食品の伝統的な土産品、みしまやの新鮮な地元産食材、李白酒造の風味豊かな日本酒、彩雲堂の繊細な和菓子、うなぎ処山美世の絶品うなぎなど、地元で愛される名店が多数登場。さらに、しじみbaccaのしじみ製品、湯町窯の伝統工芸品、お茶の三幸園の日本茶、青山蒲鉾店の野焼き、そして玉造温泉美肌研究所姫ラボの温泉化粧品といった、松江ならではの特産品も紹介されています。
これらの動画制作には、まつえ観光創造研究所(松江若武者隊)、FISM株式会社、株式会社EMUSTAといった地元企業も協力。地域全体で一体となって松江の魅力を発信する体制が構築されています。
地域活性化を目指す委員会の取り組み
松江市ふるさと名物PR委員会は、有限会社お茶の三幸園、株式会社玉造温泉まちデコ、中浦食品株式会社、株式会社みしまや、李白酒造有限会社、そして松江市産業経済部商工企画課といった多様なメンバーで構成されています。平成29年の設立以来、松江の特産品を盛り上げようと様々な活動を行ってきました。
共同棚の設置、東京での特産品フェア開催、そして「美肌の国松江ポータルサイト」の開設など、オンラインとオフラインを融合した多角的なアプローチで、松江の魅力を全国に発信。近年ではオンラインイベントも実施し、デジタル時代に対応した活動を展開しています。
若者世代への効果的なアプローチ
TikTokは、Z世代を中心とした若年層に高い人気を誇るプラットフォームです。委員会によるTikTok戦略は、この世代への効果的なアプローチとして注目を集めています。従来の観光プロモーションでは届かなかった層にもリーチし、松江市のファンを増やす効果が期待されます。
短い動画と親しみやすい演出で、松江の多様な魅力を効果的に伝達。見ているだけで松江を訪れたくなるような、そんな魅力的な動画の数々は、まさに現代的な観光プロモーションの成功例と言えるでしょう。
今後の展望
松江市ふるさと名物PR委員会の活動は、今後も継続される見込みです。TikTokをはじめとしたSNSを効果的に活用しながら、松江市の魅力を国内外に発信し続けることで、地域経済の活性化に貢献していくことが期待されます。
美肌の国松江ポータルサイト