日常化を目指すパラスポーツの祭典、第4回パラ大学祭が開催！

2021年7月3日、世田谷区立希望丘地域体育館にて『第4回パラ大学祭@関東』が開催されました。このイベントは、パラリンピック競技への関心を高め、ただ観戦するだけでなく、多くの人々が競技に参加できる環境を整えることを目的としています。

オリンピック・パラリンピック東京大会の盛り上がりを背景に、主催者である特定非営利活動法人D-SHiPS32は、パラスポーツの普及を強く訴えています。2022年以降も引き続きパラスポーツを身近に感じてもらうため、多くの大学が集い、様々な競技を通じて交流する場を提供します。

この祭典の主な種目には、大学生が考案したオリジナルスポーツをはじめ、シッティングバレーボールや車いすバスケットボール、さらには車いすリレーも含まれています。参加した大学生たちは、ワークショップを通じて新たなスポーツの創造に挑み、参加者が楽しむ姿が見られました。これにより、みんながスポーツを楽しむことで、日本のパラスポーツの課題解決にも繋がると期待されています。

また、イベントは新型コロナウイルス感染症対策として、高い安全基準を設けて実施されました。会場の入場人数を制限し、早めの申し込みを呼びかけるなど、安全性にも配慮がなされています。参加希望者は前日15時までに連絡する必要があり、定員に達した場合は参加を断られることもあるので、参加を希望する方は注意が必要です。

『第4回パラ大学祭』という名称が示す通り、このイベントは単発の催しではなく、今後も継続していく計画があります。願いは一人でも多くの人がパラスポーツの楽しさに触れ、参加すること。そのために各大学や企業が一丸となり、さらなる普及に努めることで、誰もがスポーツを楽しむことのできる環境を築いていこうとしているのです。

最後に、特別協力としてNECが参加し、運営には上智大学や順天堂大学、日本体育大学、立命館大学、明治学院大学などの大学が協力しています。東京都や世田谷区の後援を受け、地域の活性化にも寄与するこのイベントはパラスポーツの未来を担う重要な活動として、ますます期待が高まります。今後も『パラ大学祭』は、より多くの人々にパラスポーツの魅力を伝え、誰もがスポーツを通じてつながる社会を目指して続けていくことでしょう。