東大阪市では、地域ブランド「東大阪ブランド」を通じた製造業の活性化が進んでいます。この時期、MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)において「伸びて繋がるモノづくり展2-つくるを支える工具と道具-」が開催されています。展示期間は10月4日から30日までで、ここでは東大阪の高い製造技術を体感することができます。
MOBIOは、大阪のものづくり企業を支援するために設立された施設で、常設展示場には200を超えるブースが設けられています。展示会場の一角では、年間約10回の企画展が行われ、今回の「伸びて繋がるモノづくり展」はその一つです。ここでは、東大阪を拠点とする企業が生み出したオリジナル製品が展示されています。これらの製品は、地域の技術力と企業の熱い想いを反映しています。
今回の展覧会のテーマは「つくるを支える工具と道具」。長い年月をかけて進化してきた工具の歴史を知る良い機会です。製造業の中では、工具がどのように作られ、どのようにして今日のモノづくりを支えているのかを知ることができます。東大阪の企業は、日々の挑戦の中で新しい技術とアイデアを生み出しており、その努力が生み出した成果物を直接見ることができるのです。
さらに、特別企画として10月22日には「MOBIO-Cafe-Meeting」が開催されます。このイベントでは、出展者との交流を深めながら、トークセッションが行われます。テーマは「石器時代の工具から未来の工具へ」。戦前から続く東大阪の工具メーカーが、その成り立ちや製造業の変革について語ります。
トークセッションの後には、参加者同士の交流会も設けられており、製造業に関する深い知識を持つ出展者からの直接的な学びや情報交換が期待されます。このようなイベントを通じて、東大阪のものづくり企業の素晴らしさを広く知ってもらい、地域経済の発展に寄与することが狙いです。
東大阪の強固なものづくり文化を支える職人たちや企業に触れるこの機会は、業界の人々だけでなく一般の方々にも開かれています。入場は無料で、誰でも気軽に参加できるこの展示会を通じて、地域の技術に対する理解を深めてみてはいかがでしょうか。技術の進化を実感し、新たな繋がりを築くチャンスです。
開催場所はMOBIO常設展示場の企画展コーナーで、土日祝日を除いた月曜日から金曜日の9:00から17:00に開催されています。また、展示内容には有名な株式会社下西製作所や株式会社新光工業などが含まれています。製造業の未来に興味がある方は、ぜひ足を運んでみてください。