世界初の音色個人化ワイヤレスイヤホン「TONALITE」
日本のオーディオメーカー株式会社finalから、初の音色個人化を実現したワイヤレスイヤホン「TONALITE(トナリテ)」が登場しました。この製品が画期的なのは、身体形状をスキャンし、その結果を基に音色を個人化することです。すでに2025年11月19日からクラウドファンディングが開始され、多くの注目を集めています。
身体形状が音に与える影響
耳に届く音は、個人の身体形状によって変わります。頭の大きさや耳の形状、肩の厚みは、その人にしかない特性です。一般的なイヤホンはこれらの要素を無視して音を届けるため、聴感に差が出ます。しかし、TONALITEは身体の個性を測定し、そのデータをもとに最適な音色を提供します。
「DTAS」技術
このイヤホンの特長は「DTAS(Digital Twin Audio Simulation)」という独自のシミュレーション技術です。専用アプリで身体形状をスキャンし、3Dモデル「アコースティックアバター」を生成。そのデータを使用して、耳や肩が音に与える影響をシミュレーションし、音色を個人化します。このプロセスにより、リスニング体験が全く新しいものに生まれ変わります。
聴覚モデルの導入
finalはまた、聴覚モデルを開発し、音波がどのように知覚されるかを数理的に構築しました。このモデルは、身体形状の影響を考慮し、個々人に合った自然な音色を実現します。これにより、聴き慣れた音楽でも新たな発見が得られるのです。
専用アプリの機能
TONALITEは専用アプリによって制御されます。このアプリは、身体形状のスキャンから音色の個人化、さらに完了後の設定まで一貫して行えるように設計されています。また、ノイズキャンセリングやボリューム調整の機能も備えており、ユーザーにとって使い勝手の良い体験を提供します。
ハードウェアの進化
このイヤホンには、finalが新たに設計した「f-CORE for DTAS」というドライバーが搭載されています。これにより、正確な音の再現が可能となり、音質にもこだわり抜かれています。またトリプルハイブリッドノイズキャンセリングや、最高品質のMEMSマイクを採用しており、環境音をしっかりと遮断しつつ、クリアな音質を実現しています。
使用感と快適性
装着時の快適性に配慮し、バッテリーや基板を外側に配置。イヤーピースにはシリコンとフォームの特徴を併せ持つ「FUSION-G」を使用することで、長時間でも快適なリスニング体験を実現しています。また、様々な耳のサイズに適応するために、複数のサイズのイヤーピースが同梱されています。
今後の展開
最初の体験試聴会は、2025年11月24日、final本社で行われます。参加者は、アプリを使用した音色の個人性適用を体験できる貴重な機会です。是非、アコースティックアバターを通して、あなた自身に最適化された音色を体験してみてください。最后に、この製品の登場によって、これからの音楽体験が大きく変わることは間違いありません。
詳細とプロジェクトの情報は、公式ページを是非チェックしてみてください。これからの音楽は、あなたの身体にフィットする音色を基準にして楽しむ時代が来ます!