ON CALLの新機能
2022-08-18 09:49:07
新たな在宅医療支援『ON CALL』がGPS機能を導入し往診をスピードアップ
新たな在宅医療支援『ON CALL』とGPS機能導入
在宅医療クリニック向けに提供されるバックアップサービス『ON CALL』が、GPSを活用した位置情報連携機能を試験的に導入しました。この新しい取り組みにより、医師と看護師の連携が強化され、患者宅への往診到着時間が大幅に短縮されることが期待されています。
位置情報連携の意義
『ON CALL』は、夜間や休日に対応するコールセンターを通じて、患者や介護施設からの電話を受け付けています。必要に応じて、往診ディレクター(看護師)と医師が2人一組で患者宅へ向かいます。しかし、実際には医師が待機する場所とディレクターの現在地が遠く離れていることがあり、訪問までに長時間かかるケースが多くありました。この問題を解消するため、医師とディレクター間で位置情報を相互に連携することが決定されました。これにより、往診依頼から実際の訪問までの時間が約30%短縮され、迅速な対応が可能になりました。
今後の展開と目指す姿
『ON CALL』は、さらにその先を見越して、医師や看護師だけでなく、患者や介護施設との位置情報連携も推進していく方針です。現在進行中の医師と看護師間の連携強化に加え、患者と介護施設とのつながりを構築することで、対応のスピードだけでなく医療を受ける側の「安心感」を高めるサービスへと進化していきます。全ての医師と看護師、さらには看護施設との位置情報連携が実現すれば、現場に近い適切な対応者の自動決定や、その迅速な対応速度は、業界全体における大きな革新をもたらすことでしょう。
在宅医療支援サービス「ON CALL」とは
『ON CALL』は、24時間365日体制で地域医療を支えるクリニックのサポートサービスです。在宅医療を提供するクリニックが抱える主な問題の一つは、特に夜間や休日における往診対応の人員不足です。常勤医師を雇用したいものの、採用難や患者対応の理由から、急遽医師や院長が出動するケースが少なくありません。
このような課題を解決するために、『ON CALL』は日本有数の病院で働く優れた若手医師と地域医療の専門家であるディレクター(看護師)によるチームで、きめ細やかな支援を行っています。訪問診療において「寄り添う医療」をテーマに、医師たちが日中の業務に集中できるように夜間・休日の往診は『ON CALL』が担うことにより、医師の心身の健康を維持しつつ、医療環境をより良いものにする取り組みが進められています。
このように、在宅医療の質を高めるため、位置情報技術を活用した新たな支援が具体化しつつあります。『ON CALL』のサービスが広がることで、地域医療の充実が期待されるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社on call
- 住所
- 東京都港区虎ノ門二丁目2番1号住友不動産虎ノ門タワー17階 グロース虎ノ門Room9
- 電話番号
-