東京ガス、女性のエンパワーメント原則(WEPs)への署名で新たな挑戦へ

東京ガスがWEPsに署名

東京ガス株式会社が、このたび女性のエンパワーメント原則（WEPs）に署名をし、女性の活躍推進に向けた新たな一歩を踏み出しました。これは、国連が策定した行動指針に基づき、企業が女性の力を活かし、さらなる成長を目指す取り組みを表明したものです。

WEPsとは？

WEPsは、2010年に国連グローバル・コンパクトと国連婦人開発基金（UN Women）が共同で設計したもので、7つの原則から成り立っています。これにより、企業はジェンダー平等を促進し、機会の均等を図ることが求められます。具体的な原則には、リーダーシップの強化、教育と研修、地域参画などが含まれています。特に、女性と男性が平等に活躍できる環境を整えることが重視されています。

東京ガスの取り組み

東京ガスは、自社の2023-2025年度の中期経営計画「Compass Transformation 23-25」において、多様な人材が活躍できる組織の実現を掲げています。具体的には、女性活躍を重要な課題に位置づけ、様々な施策を通じて成長を目指しています。過去には「なでしこ銘柄」に7回選定されたり、「東京都女性活躍大賞」で受賞するなど、成果も上げています。

具体的な施策

東京ガスが行っている具体的な取り組みには、次のようなものがあります。

1. 経営戦略と連動
経営ビジョン『Compass2030』に基づき、多様性の尊重をあらゆる面で推進。特に、女性管理職比率の向上や男性の育休取得促進をKPIに設定し、その進捗を管理しています。

2. 働きやすい環境の整備
「フェムテックセミナー」や「生理痛体験会」など、女性が安心して働けるためのセミナーを開催し、健康課題への対応を強化しています。

3. キャリア形成の支援
* 女性のキャリアに対する意識や成長意欲を高めるために、多様なキャリアセミナーや研修を実施し、挑戦を後押ししています。