カンケンが手掛けた新しい「サンカル」ショールームがオープン

新たに生まれ変わった「サンカル」ショールーム

カンケンが手掛けた、スペインの著名家具ブランド『サンカル』のショールーム『XCSPACE』がこのほどリニューアルオープンしました。この新しい展示空間では、サンカルのユニークなプロダクトデザインとその魅力を体験することができます。

サンカルとは？

『サンカル』は1973年にスペインで創業され、豊かでポップな色使いと独特のフォルムが特徴的なブランドです。世界中のデザイナーやアーティストとのコラボレーションにより、その独自性を保ちながら、多くの空間で活用されてきました。日本国内でもレクサス尼崎ショールームや東急歌舞伎町タワーなどに導入されており、注目を集めています。

リニューアルの背景

今回のリニューアルは、サンカルのプロダクトの個性を最大限に引き立てることを目的にしており、カンケンはその設計を担当しました。消費者が家具と触れ合うことで、ブランドの本質を理解できるような“体験の場”を創出しています。

ショールームの設計

カンケンは、空間の設計やプロデュースを行う場のプロデュースカンパニーとして、お客様がブランドの本質を深く理解できるショールームを目指しました。必要があれば、装飾を取り除き、素材、光、ディスプレイのすべての要素を家具を中心に再構築しています。

たとえば、表情豊かな石材を使った展示や、家具を額に入れたように見せる演出など、細までもこだわった“見せ方”や“感じ方”を設計することで、来場者がサンカルの個性的な家具と向き合える空間を実現しています。

ディレクター堀米壯の思い

環境計画研究所のディレクターである堀米氏は、「家具をアートのように体験できる空間を目指しました」と語ります。サンカルの家具はそれぞれが非常に個性的で、まるで絵画や彫刻のような存在感を持っています。そのため、家具が主役になる空間をどう設計するかにこだわりました。このプロジェクトを通じて、来場者が各家具に触れ、そのデザイナーの思いを感じられる体験が提供できたと考えています。