生理痛体験を通じて女性の健康を支える取り組み
2025年8月、東京都の東京ビッグサイトで開催された第25回JAPANドラッグストアショー。この展示会では、生活者のセルフメディケーションを推進する様々な商品や情報、技術が一堂に会しました。特に注目を集めたのが、株式会社リンケージによる生理痛体験の提供です。これにより、ドラッグストア業界や訪れた参加者に、女性特有の健康問題に対する理解を深める機会が与えられました。
ドラッグストアショー概要
本イベントは、「地域の皆様に最高の未来をお届けする ~ドラッグストアでセルフメディケーション NEXT25~」をテーマに開催されました。出展社数は398社、出展小間数は1,302を数え、来場者たちは最新の製品やサービスを体験することができました。特に、近年のドラッグストアはSDGsに配慮した製品や婦人用ケア商品など、社会のトレンドを反映した商品が増えており、セルフメディケーションの重要性が再認識されています。
フェムケアゾーンでの取り組み
リンケージが展開した生理痛体験は、「フェムケアゾーン」と呼ばれる特別企画の一環として実施されました。このゾーンでは、「自然体で輝く未来へ、フェムケアで出会う笑顔をつなげよう」というテーマで、女性特有の健康やライフケアに関する情報が広まっていました。8月8日には、生理痛を疑似体験するブースが設けられ、多くの参加者がその体験を通じて理解を深めました。
参加者からは「立ち仕事をする女性が多いドラッグストア業界では、生理痛に配慮した取り組みが必要だ」との声が上がり、セルフケアへのきっかけとして店舗での経験の重要性が強調されました。
生理痛VR体験装置「ピリオノイド」
リンケージの生理痛体験は、甲南大学と奈良女子大学での研究成果を基に開発されたVR体験装置「ピリオノイド」によって提供されました。この装置は筋電気刺激(EMS)を用い、生理期間中の下腹部の痛みを模擬体験できるようになっており、参加者はリアルな感覚を通じて女性の痛みを理解することが可能です。リンケージは、大阪ヒートクール株式会社と提携し、「生理痛体験研修」を実施しています。この研究は、特に生理の再現が持つ可能性に注目し、教育や啓発の場での利用を促進しています。
未来に向けたさらなる活動
リンケージは、女性の健康問題に向き合い、理解を深めることが経済的な効果にも繋がると考えています。生理痛体験の実施を通じて、社員や業界関係者がセルフケアの重要性を認識し、より多くの方々が健康的な生活を送れるよう活動することが期待されています。
会社概要
- - 社名:株式会社リンケージ
- - 設立:2011年6月1日
- - 代表者:生駒 恭明
- - 所在地:東京都中央区銀座1-19-14 GINZA ONE BUILDING 7階
- - 公式サイト:リンケージ
このように、リンケージの取り組みは、女性の健康を支える新しい形として、今後もますます注目されることでしょう。参加者の声を反映させた施策が、より多くの女性にとって安心できる環境を提供することに貢献することを願っています。