アート展「わたしたちはみえている」開催のお知らせ
東京都足立区を拠点に活動する「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」では、音をテーマにしたアートプロジェクトを展開しています。その中の一環として推進している「イミグレーション・ミュージアム・東京(IMM東京)」が新たな展覧会をお届けします。2021年12月11日から26日まで、多文化社会をテーマにした美術展「わたしたちはみえている - 日本に暮らす海外ルーツの人びと -」が開催されます。この展覧会は、多国籍の文化交流やアートを通じて、私たちの社会を豊かにする試みの一端を示しています。
展覧会の背景
この展覧会は、海外からの移住者たちが日本でどのように文化を融合させながら生活しているかを表現しています。参加アーティストたちは、「適応」「保持」「融合」をテーマに、自身のバックグラウンドを生かした作品を発表します。日本に暮らす多様な文化の織りなす風景を感じることができる貴重な機会です。
開催概要
- - 日時: 2021年12月11日(土)~26日(日)13:00~19:00
- - 場所: 北千住 BUoY(足立区千住仲町 49-11)、仲町の家(足立区千住仲町 29-1)
- - 入場料: 無料
展覧会の内容
展覧会は、以下の四つのセクションで構成されています。
1. ホスト&ゲストアーティストによる作品展
現代の日本社会における「移住」と「多文化」をどのようにアーティストたちが視覚化しているのかを探ります。岩井成昭さんを中心に、高山明さん、李晶玉さんを迎え、彼らの作品が展示されます。
2. 公募展
海外ルーツを持つ人たちから集めた約300点の作品の中から選ばれた約30点を展示します。日常の感性を反映した手作り作品や、普段の生活を記録した写真など、多様な作品が並びます。
3. 活動紹介展
多文化社会に取り組む団体による活動を紹介するブースも設けられています。アートを通じた取り組みを行っている団体が参加し、それぞれの活動を通じて求める社会のビジョンを表現します。
4. 市民リサーチャーによるリサーチ成果展
「IMMねいばーず」として集まった市民リサーチャーたちのリサーチ成果も紹介されます。彼らは多文化社会についての議論やフィールドワークを通じて得たインサイトを元に、展示を行います。
事前の確認のお願い
会場が混雑している場合、入場制限がかかる可能性があります。最新情報については、特設WEBサイトをご覧ください。また、新型コロナウイルス感染症に関する指示に従い、状況に応じてプログラム内容が変更されることがありますので、予めご了承ください。
この展覧会は、地域の文化を豊かにし、異なるバックグラウンドを持つ人々の交流を促す重要なイベントとなることでしょう。ぜひ足を運んでみてください!