名古屋商科大学の新モデル
2025-03-25 11:57:18

名古屋商科大学が登場させた新しい教育モデル「31メジャー」

名古屋商科大学が新たに導入した「入学後に選べる31メジャー」



名古屋商科大学は、学生が入学後に幅広い学問分野から選べる「31メジャー」という新しいカリキュラムを発表しました。この制度により、学生は文系・理系の枠を超えて、自分の興味をもとにメジャーを選択できるようになります。これは、教育の多様性と柔軟性を重視した成果です。

31のメジャーから選べる自由な学び



本大学が提供する31メジャーは、経営学や心理学といった伝統的な分野に限らず、起業研究や環境研究(SDGs)などの学際的なテーマも含まれています。具体的には、以下のようなメジャーが設定されています。

  • - 社会科学(12メジャー): マーケティング、社会学、経済学など、さまざまな社会現象を学びます。
  • - 自然科学(4メジャー): 情報学やデータサイエンス、数理科学など、科学的な視点から事象を捉えます。
  • - 人文科学(7メジャー): 心理学や哲学、文学など、ヒューマンコミュニケーションを探求します。
  • - 学際的分野(5メジャー): 起業や地域研究など、異なる分野を融合させた研究を行います。
  • - 経営大学院(3メジャー): リーダーシップや経営戦略に重点を置き、高度な経営知識を深めます。

このように、多様な分野から選ぶことで、学生一人ひとりが自分自身の将来に向けた道を明確にできるのです。

自由なカリキュラムとしての特徴



名古屋商科大学では、入学後の1・2年次においては、さまざまな教養教育を受けることが求められます。この期間に積んだ学際的な知識は、学生が自身に適したメジャーを選ぶ際の基盤となります。2年次後半に選択するメジャーは、個々の興味や関心に根ざしたものであり、単なる肩書きや決まりに縛られることはありません。

3年次からは、そのメジャーに基づいたセミナーに参加し、深い学びへとシフトしていきます。そして、最終学年になると、これまで学んだ知識を活かして卒業研究を行うことになります。

名古屋商科大学の教育の強み



この大学は1953年に開校し、以来、世界標準の経営教育を追求しています。例えば、国際的な評価機関からは国内初のトリプルクラウンを取得しており、世界63カ国との提携校と連携した国際的なプログラムも設けています。特に、ビジネススクールはQSグローバルMBAランキング2024で国内第1位を獲得しており、その実績は教員の質や育成方法に起因しています。

他の多くの大学が学部ごとのカリキュラムに依存する中、名古屋商科大学は学生が自由に選択し、思考力や創造力を育むことを大切にしています。これこそが、今後の社会で求められる人材育成に向けた一つのアプローチと言えるでしょう。

名古屋商科大学の新しい取り組みは、21世紀の教育のあり方を再考させるものです。学生が自らの意志で進むべき道を切り開くための学問の場として、一層の発展が期待されます。


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会社情報

会社名
学校法人栗本学園
住所
愛知県日進市米野木町三ヶ峯4-4
電話番号
0561-73-2111

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