蝶理株式会社が、ファッションとアイドルの融合イベント「マルオリコレクション」に参加し、注目を集めています。このイベントは、マルオリグループ株式会社によって開催され、波乗りJAPANをテーマにしたステージが展開されます。具体的には、テラス×テラスとUtaGe!のパフォーマンスが予定されています。
蝶理が提供するステージでは、サーフスタイルのデザインを取り入れ、特に波乗りJAPANのロゴや選手の写真がプリントされたTシャツが使用されます。このTシャツは、廃ペットボトルから作られたリサイクルポリエステル糸「ECO BLUE®」で製造されており、環境への配慮がなされた時代の最先端を行くファッションアイテムです。
ところが、蝶理と北陸の繊維産地との歴史は90年以上にわたります。日本最大級のテキスタイルメーカーであるマルオリグループとの長年の協力関係は、蝶理が社会的責任を果たす理想と合致しています。この背景から、蝶理は協賛を決定しました。
マルオリコレクションのスケジュールは以下の通りです。
- - テラス×テラス:8月31日(土)13:00~13:30
- - UtaGe!:9月1日(日)16:55~17:15
「波乗りJAPAN」とは、2024年6月に選手代表が集い行われるサーフィンに関連する日本代表チームのことです。蝶理は、サスティナブルなサプライチェーンを強化する「BLUE CHAIN®」の概念を掲げ、波乗りJAPANを支援することにより、環境問題への意識を高めることを狙いとしています。
「ECO BLUE®」は、廃ペットボトルから生成されたリサイクルポリエステル糸で、原料製造時のCO₂排出量を77%削減できるとされています。蝶理は、このリサイクル素材を使うことで、環境問題への具体的な対応を試みています。さらに、2007年にはこの技術を商標登録し、SDGsに基づくブランディングを始めました。
繊維業界は温室効果ガスの排出源であり、その80%は製造プロセスに由来します。水の大量消費や繊維くずの問題も抱えています。このため、蝶理は「BLUE CHAIN®」というコンセプトを基に、環境負荷を減少させるための連携を強化し、持続可能な繊維産業を推進することを目指しています。
蝶理グループは企業理念に基づき、社会的責任を果たしつつ持続可能なビジネスモデルを推進しています。「Chori Innovation Plan 2025」では、環境を意識した商品の取り扱い拡大を目標に設けています。
蝶理の取り組みは、ファッション業界におけるサステナビリティを考える上で非常に重要です。今後のマルオリコレクションへの参加が、新たなイノベーションの発信源となることが期待されています。