広島国際大学(学長:清水壽一郎)は、2025年4月25日に呉市の新原芳明市長を招いて、特別講義「地元学」を開催することを発表しました。この講義は、同大学の社会学科1年生および2年生を対象に行われ、地域創生に関心を持つ学生たちに貴重な学びの機会を提供します。
「地元学」は、地域創生に向けた理論と実践を考察する科目であり、市や地域社会との連携を通して、実践的な学びを重視しています。昨年度の授業では、東広島市と連携し、地方自治体の取り組みや地域課題について学んできた学生たちにとって、呉市との新たな関係構築が期待されます。
特別講義では、まず新原市長が呉市のまちづくりについて講演を行い、その後、学生たちとの意見交換が行われます。この場では、学生たちが将来の地域の中核を担う存在としてどのように地域課題に取り組むべきか、また市長からの具体的なアドバイスや視点を得ることができる機会です。
会議は広島国際大学呉キャンパスの3号館2階IPEホールで、午後2時40分から4時10分までの予定です。また、オンラインで東広島キャンパスの教室ともつなぎ、より多くの学生が参加できるよう配慮されています。特に社会学科の地域創生学専攻及び社会福祉学専攻に在籍する約60名の学生が参加する見込みで、これからの社会を担う若者たちにとって、大変重要なイベントとなるでしょう。
この特別講義は、地域創生の実現を目指す学生たちにとって、行政との連携を深め、自らの学びを広げる良い機会になることが期待されています。新原市長との対話を通じて、地域の課題をどう解決していくか、また自らの役割について考える貴重な時間となるでしょう。
当日は、市長の講演を聞いただけではなく、学生たちは直接市長に質問し、自らの意見を表明できる機会を得ます。地域の未来をともに考える場として、ただの講義にとどまらない、インタラクティブで価値あるセッションが展開されることが期待されています。
このように、広島国際大学は地域社会との関係を深め、地域の課題に積極的に取り組む人材を育成する教育を進めています。呉市との連携を通じた「地元学」の授業は、その一環として今後もますます重要性を増していくことでしょう。