映画『エイリアン3』のその後を描く小説『ALIENSビショップ』
シリーズ最新作『エイリアンロムルス』のリリースを控える中、映画『エイリアン3』の続編として新たに語られるオリジナル小説『ALIENSビショップ』が、竹書房から2024年9月4日に発売されます。著者はT・R・ナッパー。彼は国際人道支援の現場を経験した後に作家としての道を歩み始め、今回の作品にその経験を活かしています。
『ALIENSビショップ』のあらすじ
本書は1986年に公開された『エイリアン2』に登場した合成人間ビショップのその後を追います。『エイリアン3』では機能停止させられたビショップが、実は創造主であるマイケル・ビショップによって回収され、新たな身体を与えられるところから物語が始まります。マイケルはビショップの頭脳に保存されたゼノモーフ(エイリアンの一種)の知識が、医療科学の発展に寄与すると信じています。しかし、研究に必要な資金は一体どこから得ているのでしょうか。
秘められた目的とさまざまな勢力の動き
物語は、ビショップの新たな存在意義を問いかけると同時に、マイケルの真の目的が何なのかを探ります。さらに、植民地海兵隊の艦長マーセル・アポーンが追うのは、謎の傭兵部隊です。「エイリアン2」でのビショップの印象と、「エイリアン3」での残念な扱いを再評価し、彼の新たな冒険を描くことで多くのファンの期待を裏切らない作品となっています。
海外での評価
『ALIENSビショップ』は、国際的にも多くのレビューを受けています。一部の感想では、「映画の雰囲気を見事に引き継いでおり、緊張感と恐怖感に満ちた作品」と評価されています。また、アクションと深いテーマが融合した内容も好評で、巨大企業や政府との対立、AIの選択、心の暗闇を克服する物語が展開されます。
作品の詳細
本書は四六判で496ページ、定価は本体2,700円(税込2,970円)と設定されています。ビショップというキャラクターが新たに目覚め、自己探索の旅に出る様子は、ファンにとっても興味深い展開です。ビショップはただの合成人間ではなく、非常に複雑な心の内を持っているキャラクターとして描かれているのです。
まとめ
『ALIENSビショップ』は、これまでの映画シリーズを補完しながら、新たな物語を提供してくれる作品として期待されています。映画ファンはもちろん、サイエンスフィクション愛好者にも楽しめる内容です。発売日は2024年9月4日。ぜひ手に取ってみてください。ビショップの運命がどう変わるのか、その結末を見逃す手はありません。