現代女性の健康問題を考えるシンポジウム
働く女性が抱える健康問題に光を当てる「ウィメンズ・ヘルス・アクション シンポジウム」が、名古屋市で開催されます。"ようこそ、働く女性の保健室へ〜イライラ女とモヤモヤ女の正体とは?!〜"というテーマのもと、現代の女性が抱える様々な不調やその解決策について、最先端の医療に従事する専門家たちが議論を交わします。
働く女性に迫る不調とその解決策
現在の女性は、歴史的に見ても生理の回数が増加しており、約400回増えています。これにより、子宮内膜炎や子宮体がん、卵巣がん、さらには乳がんといった健康問題が増加する懸念が広がっています。このシンポジウムでは、こうした健康問題の深刻さを参加者に認識してもらい、適切な対策を考えるきっかけとします。
また、つらい生理痛が引き起こす社会的経済損失は年間で6828億円にも上ります。これを受けて、企業内での女性従業員のメンタルヘルスに関する理解を促進するための取り組みも進められています。特に、男性社員にVR体験を通じて「ワーキングママ」の視点を体感させる企業も登場しています。
シンポジウムの詳細
このシンポジウムは、現代女性の健康と向き合うための貴重な機会です。以下の概要で開催されます。
- - 日時: 平成30年10月19日(金)13時30分~16時30分(開場・受付開始13時)
- - 会場: 今池ガスホール(名古屋市千種区今池1-8-8今池ガスビル9F)
- - 主催: ウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会/中日新聞社
- - 後援: 厚生労働省や愛知県、名古屋市など
- - 応募締切: 10月16日まで(応募公式サイト: ここをクリック)
企業の取り組み
シンポジウムに参加する企業も、女性の健康に関する様々なアクションを展開しています。例えば、あすか製薬株式会社は不妊症についての正しい知識を提供する「ジネコ妊活セミナー」を共催。ゼリア新薬工業株式会社では女性薬剤師によるPMSアドバイザー認定制度を設け、質の高いカウンセリングを育成しています。武田薬品工業株式会社は「健康経営」を掲げ、心身ともにベストな状態で働ける環境作りに取り組んでいます。
このシンポジウムは、女性の健康問題を深く考えるための貴重な機会となるでしょう。このような取り組みを通じて、働く女性たちがより健康で充実した生活を送れるよう支援していくことが求められています。