ストアレコードがもたらす新しい予算作成の形
株式会社Bizgemが展開する小売企業向け経営データ一元管理SaaS、「ストアレコード」。このサービスは、特に中小の小売企業に向けて、効果的な予算作成の支援をする新機能「らくらく予算作成」を追加しました。これにより、KPIを入力するだけで、月次売上や仕入れ、在庫予算の作成が手軽にできるようになります。
小売業の予算作成の重要性
小売業における予算作成は、売上や在庫水準を左右する決定的な要素です。仕入予算が適切に設計されていなければ、売上が芳しくなくなる一方で、過剰な仕入れは在庫の積み上げを招き、結果として資金繰りを苦しめる要因となります。したがって、精確な予算作成のためには、過去の売上や仕入れ、在庫データを活用する必要があるのですが、これには相当な経験と知識が求められ、経営者やMD(マーチャンダイジング)が不在の企業では属人化や非効率が多くの問題を生んでいました。
らくらく予算作成機能の特長
新しい「らくらく予算作成」機能では、以下の4つのKPIに基づいてデータを入力するだけで、簡単に予算を作成することが可能です。
1.
仕入原価率
2.
平均OFF率
3.
売上高
4.
消化率
これらのKPIを昨年度の実績や見通しと照合し、変化分を入力することで、年間及び月次での売上や売上総利益、発注、仕入れ、在庫が一貫した形で連動した予算を自動生成します。特に経験の浅いMDでも、消化率をKPIとして利用することで、必要以上の仕入れを防ぐ効果が期待され、より実行可能な予算を短時間で作成できるようになりました。
予算作成の効率化
さらに重要なのは、この機能により予算作成のプロセスが標準化される点です。これにより、社内での特定の担当者に依存せず、他のメンバーでも同様の精度での予算策定ができるようになります。また、季節要因を考慮した予算を作成できるため、ビジネスの変動を柔軟に捉えることも可能です。
予想される成果
「らくらく予算作成」を導入することで期待される効果は多岐にわたります。これまでの属人性を排除し、社内に新たな標準プロセスを定着させることで、仕入れ過多や在庫過多の問題に対処でき、効率的な資金運用が実現します。また、KPIに基づいた透明性のある予算が意思決定や現場業務のギャップを縮小します。
今後の展望
Bizgemは今後、販売活動においても同様の予算作成機能を展開する予定です。ブランドと店舗単位での限界利益までを含めた予算設計を実現し、年間の売上や販管費、限界利益を一貫して管理できる理想的な環境を目指しています。
新機能への興味や導入を希望する方は、ぜひお申し込みをご検討ください。詳細は以下のリンクから確認できます。
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会社概要
- - 会社名: 株式会社Bizgem
- - 設立: 2022年12月
- - 所在地: 東京都文京区後楽2-3-11 エヌケービル3F
- - 代表者: 樋口幸太郎
- - お問い合わせ先: [email protected]
代表者の経歴
樋口幸太郎は、慶應義塾大学卒業後、2008年に伊藤忠商事に入社。2011年に退社し、Webメディアを運営するUnistyleの共同創業者として活躍。その後、様々な企業で成長を果たし、2022年にはBizgemを設立しました。彼の経験豊富な背景が、サービスの開発の礎となっています。